引用図は、14日21時気象庁発表の、台風13号進路予想図です。気象庁HPより引用。
台風13号は、沖縄の南海上に進んできました。
この台風13号、今後、次第に進路を北方向へ変えてくる見込みで、八重山諸島の一部では、あす15日夕方には、台風13号の風速25メートル以上の暴風域に入る可能性が強きなってきました。
このあと、この台風13号は、どういう進路をとるか?ですが、予想では、16日にかけて南西諸島近海を北上し、その後、進路を東よりに変えて、17日には、九州にかなり接近(場合によっては上陸)する予想です。
そこで、日本気象予報士会HPから引用の、14日9時のAXFE578図をご覧いただきましょう。
この引用図より、中国東北部には気圧の峰があり、明日以降、本州上にやってくる見込みですが、その後ろには、気圧の谷があって、この気圧の谷、なかなかしっかりしている気圧の谷ですね。気圧の谷の後ろからに寒気移流と、前面の暖気移流ははっきりしています。
今後、この大陸の気圧の谷は、深まりながら東進する予想で、これにともなって、前面の気圧の峰も、16日以降、本州付近(本州の北側ですが)しっかりしてくる見込みです。
この台風13号は、前記した本州付近の上空の気圧の峰に抑えられる形になるも、その西側の上空からは気圧の谷が深まりながら東進してくるため、私自身、台風自体、進路を東よりに変えるも、すんなり真東方向へは行かずに、東シナ海で進路を北東に取り、本州付近の上空の気圧の峰の西側に沿って、そのまま北東に進み、前記した上空の気圧の谷の東進に伴い、17日以降、九州北部(沿岸すれすれに進むのでは)から日本海を北東へ速度を上げて進むと見ています。
こうなると、平成3年のりんご台風や、平成18年の台風18号の進路と酷似しそうですね。全国的に、広範囲で非常に強い風が吹き荒れて、日本海側はフェーンによる高温となりましたが。
はたして、この台風13号の進路はどうなりますか?最新の台風情報には充分注意しましょう。