
ヤマハ銀座アネックスで開講されている原朋直レッスンのジャズトランペットコースに通い始めて、すでに4年目です。
時々ですが、レッスンの時に話していただける、非常に示唆深いお話をお裾分けしています。
今回はいまレッスン曲として習っているジョン・コルトレーンの曲「26-2」のアナライズの予習です。
これはマルチトニックシステムというコルトレーン独特のコード進行、コルトレーンチェンジの曲です。
原朋直レッスンのジャズトランペットコース講義録のまとめは、こちらから。
http://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/c/672018a64cffd906d0ee9d84ecc96a94
以下は原先生のお言葉ではなく、私の理解なので違っている可能性がとてもあります。あまり信用しないようにしてください。
まず、コルトレーンチェンジとは何か。
それはマルチトニックシステム。
一曲の中で、凄い速さで転調するので、転調しているように聞こえない。
2等分、あるいは3等分のものがあるが、いずれも主調と一番遠いキーへ飛ぶ。
この曲は3トニックシステムである。
12のキーを3等分し、それをグルグルと回す。
キーがGであれば、BとE♭が、三分割されたコードである。
キーがCであれば、EとA♭が、三分割されたコードである。
これを曲の中に入れ込む。しかも生で入れるとブッ飛びすぎて聞こえるので、少し滑らかに聞こえるように、セカンダリドミナントを入れ込む。
つまりV7のまえにセカンダリドミナントであるII7を入れ込む。
キーがGであれば、BとE♭が、三分割されたコードである。
B7のセカンダリドミナントはF#7である。
E♭のセカンダリドミナントはB♭である。
キーがCであれば、EとA♭が、三分割されたコードである。
EのセカンダリドミナントはB♭7である。
A♭のセカンダリドミナントはE♭7である

冒頭のPhotoは、コード進行の譜面である。
一段目はキーはGであり、E♭とBがある、これが3トニックシステムである。
それぞれの3トニックの前にはセカンダリドミナントが補われている。これが矢印で示されている。
1段目。
Gのスリートニックシステムである。
三小節目のD7はGのキーの終焉であるドミナント7である。4小節目は2段目のCへと向かうIIm7-V5-Iのモーションである。
2段目は、1段目と同じことをCのキーで行っている。しかし3小節めのあたまはE7とせずにEmで受け、ドミナントモーションの2-5を使って、A7→Amと連結し、三段目の頭のGへつながるD7を2-5で導き出している。
3段目は1段目と同じ。
4段目は私には謎である。最初はCだが、その後のB♭からはGのキーの3トニックシステムが展開されている。
ブリッジである。
一段目はDm7ーG7-Cという普通のチェンジの中に、Key=Eの2-5モーションが挿入されている、と解釈するべきなのだろうか。
ブリッジ二段目は普通のE♭の2-5モーションであり、最後の1小節はGへ向かう2-5である。最後の二段は、上から三段目、四段目と同じである。
ああ、よくわからないので、今度のレッスンでアナライズを聴いてきます。
それにしても難しい。これを譜面を見ずに吹く、というのが次回レッスンの課題です……。
時々ですが、レッスンの時に話していただける、非常に示唆深いお話をお裾分けしています。
今回はいまレッスン曲として習っているジョン・コルトレーンの曲「26-2」のアナライズの予習です。
これはマルチトニックシステムというコルトレーン独特のコード進行、コルトレーンチェンジの曲です。
原朋直レッスンのジャズトランペットコース講義録のまとめは、こちらから。
http://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/c/672018a64cffd906d0ee9d84ecc96a94
以下は原先生のお言葉ではなく、私の理解なので違っている可能性がとてもあります。あまり信用しないようにしてください。
まず、コルトレーンチェンジとは何か。
それはマルチトニックシステム。
一曲の中で、凄い速さで転調するので、転調しているように聞こえない。
2等分、あるいは3等分のものがあるが、いずれも主調と一番遠いキーへ飛ぶ。
この曲は3トニックシステムである。
12のキーを3等分し、それをグルグルと回す。
キーがGであれば、BとE♭が、三分割されたコードである。
キーがCであれば、EとA♭が、三分割されたコードである。
これを曲の中に入れ込む。しかも生で入れるとブッ飛びすぎて聞こえるので、少し滑らかに聞こえるように、セカンダリドミナントを入れ込む。
つまりV7のまえにセカンダリドミナントであるII7を入れ込む。
キーがGであれば、BとE♭が、三分割されたコードである。
B7のセカンダリドミナントはF#7である。
E♭のセカンダリドミナントはB♭である。
キーがCであれば、EとA♭が、三分割されたコードである。
EのセカンダリドミナントはB♭7である。
A♭のセカンダリドミナントはE♭7である

冒頭のPhotoは、コード進行の譜面である。
一段目はキーはGであり、E♭とBがある、これが3トニックシステムである。
それぞれの3トニックの前にはセカンダリドミナントが補われている。これが矢印で示されている。
1段目。
Gのスリートニックシステムである。
三小節目のD7はGのキーの終焉であるドミナント7である。4小節目は2段目のCへと向かうIIm7-V5-Iのモーションである。
2段目は、1段目と同じことをCのキーで行っている。しかし3小節めのあたまはE7とせずにEmで受け、ドミナントモーションの2-5を使って、A7→Amと連結し、三段目の頭のGへつながるD7を2-5で導き出している。
3段目は1段目と同じ。
4段目は私には謎である。最初はCだが、その後のB♭からはGのキーの3トニックシステムが展開されている。
ブリッジである。
一段目はDm7ーG7-Cという普通のチェンジの中に、Key=Eの2-5モーションが挿入されている、と解釈するべきなのだろうか。
ブリッジ二段目は普通のE♭の2-5モーションであり、最後の1小節はGへ向かう2-5である。最後の二段は、上から三段目、四段目と同じである。
ああ、よくわからないので、今度のレッスンでアナライズを聴いてきます。
それにしても難しい。これを譜面を見ずに吹く、というのが次回レッスンの課題です……。
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