ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

おお、俺がデザインをプロデュースした弦が店頭にあったぞ! ギター弾きとしては嬉しい!

2007年08月11日 02時42分59秒 | 広告・コピー論・批評
ちょっとまえに、新星堂の方からお話を頂き、オリジナル弦のデザインの仕事をやらせてもらった。僕はデザイナーではないので、この仕事はデザイナーを起用してプロデュースする、といったタイプの仕事。いつもは広告やカタログのクリエイティブディレクションとコピーライティングという仕事がメインなので(それとWebサイトの編集長。「おとなを、休む日」http://www.holiday.yamaha.co.jp/よろしくお願いしますね)ちょっと異例なんだが、やっぱり製品そのものに関わる仕事は楽しいねぇ、形があるからね。しかも俺が死ぬほど愛しているギターに関連した仕事、ギターの命ともいえる弦だったわけだから、これはギター弾き冥利に尽きるというわけだ。

ま、ここには書けないんですが、弦の業界のこと、中国製の弦、日本製の弦、アメリカ製の弦の事など、インサーダーならではのこともいろいろ勉強させてもらいました。

で、先日吉祥寺の新星堂にフラリと立ち寄ったら(ベースのソフトケースを探してイルの差)、自分が作った弦がズラリとならんでいるじゃありませんか。この仕事ではアコースティックギターとエレキでそれぞれ2グレード、2ゲージつくったので、2の3乗で8タイプ作った。いや、クラシックも4タイプやったので12個作った、これがズラリと店頭に並んでいて、嬉しかったね。ちょっとだけだがプロダクトデザイナーとか建築家などが日頃味わっているであろう、密やかな楽しみと自負を感じることが出来た。建築家なんかさ、あれ、俺が作ったんだよねって、でかいビルなんか作った人はいつも思っているんだろうな、楽しそうだな。芸術のための芸術みたいなジャンルも楽しいけど(音楽なんてまさにそうだが)、実物や暮らしに資するものを作る・デザインするってのは、デザナー冥利に尽きることだろうと思った次第です。



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