ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

孤高のブナ「青葉茂れる頃」

2020年09月10日 23時26分26秒 | Weblog
ガスの中から唐突に現れた一本の樹木。
しばし見とれるように立ち尽くす。
「これがそうか・・・」
周囲の状況がはっきりと見て取れないため、「孤高」というフレーズがどれだけ当てはまっているのかは分からない。

一瞬ガスが薄れてくれた。


「なるほど・・・」と納得できるまでには至らないが、それでも「孤高」という言葉の意味が徐々に分かってきたように思えた。

熊笹が生い茂る斜面を下り、やや遠目から見直してみた。


「孤高か・・・なるほどなぁ」と、呟いた。

以前北海道に家族旅行で出かけ、おきまりの観光コースではあったが富良野や美瑛を訪れ「パッチワークの丘」や「○○の木」と呼ばれるポイントをまわった。
広大さではとてもかなうはずもないが、なんとなくその時の情景を思い出した。


天気が良くて、地面の草もブナの木の葉ももっと青葉が茂る頃になれば、今日とはまた違った感動があるんだろうなと思う。
しかし、この濃いガスの中でもその孤高の存在感は十分伝わってきている。


N君、なかなか絵になっているね♪

帰りもこのコースを通ることになっているので、先を急ぎ「波平ピーク」を目指す。


標高僅かに1500m程度でこのむき出しの岩肌。
これも銅山煙害の名残なのだろうか。
この先、このような煙害の名残と思えるポイントをいくつも通過することになった。