ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

嗚呼! ジャンダルム・・・「山に感謝」

2014年01月18日 22時54分05秒 | Weblog
今回の山行で山にいたのは実質僅かに二日間ほどだったが、これほど濃厚な二日間はあまり記憶にない。

単独登攀、単独縦走についての個人的見解は10月のブログに綴ったのでここでは省かせていただく。
一言だけ付け加えるのなら、「経験を積むなら単独に限る」ってところだろうか。
良いことも嫌なこともひっくるめて、そのすべてが己自身にふりかかってくる。
嫌でも対峙せざるを得ない状況に自分自身を置くことになるのだ。
それ故に得たものは大きいと言える。
また、今回に限っては、下山後の超サプライズがあった。
毎回そのようなサプライズはあろうはずもないが、やはり日本海から見たあの劔岳はインパクトがあった。
自分にとっては最も思い入れの強い山なのだと改めて感じた。
心からROOKIEさんに感謝したい。

27年振りに縦走したあのコースは、年齢を重ねるに連れ恐怖心を平常心へと変え、体力と持久力を奪っていた。
それでも記録と記憶に残した山行であることは間違いない。
う~ん・・・、次にジャンダルムコースを縦走するのはいつになるのだろうか。
ひょっとしたらもう二度と無いかも知れない。

山はいつでも楽しく、そして寂しい。
多少のアクシデントはあっても、下山してしまえば一抹の淋しさが芽生える。
また、どれほど自然界の厳しい洗礼を受け、ギリギリの状態で疲弊しきった山行だったとしても、2週間もすればそんなことは綺麗サッパリと忘れてしまっている。
そして「次はどの山にしようか・・・」と(笑)。
ただ、今回の下山後は右膝の痛みが激しく、9月一杯は休暇月間とした。

北アルプス、そしてジャンダルム。
尊厳と畏怖とを、貴重な経験という形に変え与えてくれた山であった。