ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

W杯最終予選:対イラク戦

2012年09月11日 23時10分29秒 | Weblog
「日本の弱点はすべて知っている」
昨日の記者会見におけるジーコ監督の発言だ。

弱点てなんだ?
弱点てどこだ?
おそらくはDFに関しての弱点を指しての発言であろう。
弱点があること。そんなの当たり前じゃないか。
特に顕著なポイントを意味しているのだろうが、結果としてその弱点を攻めきれなかった。
ひょっとしてスタメンをガラリと変更したことで日本選手が戸惑い、その戸惑っている間に先制点を取ろうってことか・・・。
所謂「奇策と奇襲」による先制点。
だとしたら「お前は本当に一国を率いる監督か? サッカーは90分もやるんだぞ!」と片腹痛い。

そして、ジーコが日本代表監督時代にチームが持っていたあの忌々しい弱点は、今は無い。
何故なら、その弱点はジーコ自身が作り、植え付け、改善を怠ったままの弱点だったからだ。
そんなものとっくの昔に選手自身が気づき、選手自身で捨てきっている。
汚い言葉だが「おあいにく様。ざまぁ見ろ!」と中指を立ててやりたい。

結果は1-0で日本代表の勝利。
得点的には物足りないのが事実であるが、「勝ち点3」を積み重ねたことは、ことのほかでかい。
試合数が多い日本とはいえ、現在「勝ち点10」。
今後おそらく勝ち上がって来るであろうオーストラリアが2連勝しても「勝ち点8」で、首位が日本であることは変わらないからだ。

試合内容について少しだけ・・・。
試合後のインタビューでは「内容が悪かった。フィニッシュの精度が悪い。」というコメントが多く聞かれたが、これは一昔前の日本代表選手からはほとんど聞くことの無かった発言だ。
勝つだけではダメ。内容を伴った勝利でなければ満足できないということだろう。
高みを目指し、「個」や「チーム」が餓えることを常とした成長の証であると思う。(拍手!)

流れの中からの得点チャンスは明らかに日本が上であった。
終わってみれば、イラクの攻撃と言えばセットプレーとカウンター攻撃のみと言ってもいい。
「なんだ、昔と何ら変わっていないじゃんか」
強豪ではあるが、「ドーハの悲劇」以降のチームとしての成長には歴然とした差があった。

また、変わっていない部分がもう一つ。
これはイラクに限ったことではなく、MID EAST諸国特有の「象徴」とも言える、スポーツ全般における「姑息」さだ。
「狡猾」ならまだいい。
いい意味での狡猾さは日本にもある。
だが、中東サッカー(それ以外のスポーツ全般も含む)は「狡猾」では無く、明らかな子供じみた「姑息」さに他ならない。
何故あんな子供じみた姑息なことをするのか。
ありとあらゆる手段をつかってくるのが中東サッカーなのだ。
そんな暇があったらスキルを磨けよと思うのだが・・・。
これも国民性(民族性)なのか、それとも指導者が悪いのか。
いや、指導者のせいではないな。
だっていくら監督が代わっても子供じみた姑息さは無くなっていないしね。
先ずはそこから成長して行かない限り、誰が監督をやっても同じ結果しか出ないのだと言い切れる。
ジーコ監督もそこまでバカではないだろうから、中東サッカーの特性は分かっていたはずだ。
しかし、残念ながらその愚かなメンタリティーを修正できずに、或いは修正せずにここまで来てしまったことになる。

サッカーは、スポーツは「MONEY」じゃ勝てないよ。
潤沢なオイルマネーなんぞくそくらえだ!
だからいつになってもあちらのサッカーは世界に通用しないわけだよ。
どうしてそんなことが分からないんだろうか・・・。

日本代表よ。
遅くてもいい。どんなにゆっくりでもいいから、これまでのように着実な成長を遂げてほしい。

愛してるぜ、日本代表!