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ゴジラのモデルとなった恐竜の模型が佐賀にあった!

2023年08月29日 | まんが・テレビ・映画
『ウルトラマンブレーザー』
第5話「山が吠える」は、
山怪獣ドルゴ登場の話。

SKaRD(スカード。
特殊怪獣対応分遣隊)は、
ドルゴ退治…もとい、
ドルゴ様を鎮める方法を
科学博物館のデータベースに見つけた。

科学博物館ってなんじゃろ?
というわけで、前回は
科学博物館について調べてみた。



↓科学博物館についての関連記事は、こちら↓

すげぇぜ!科学博物館のデータベース



科学博物館について調べよったら、
ゴジラのモデルになったといわれる
ティラノサウルスの模型が、
そのむかし、科学博物館にあった。



それが今は、
佐賀県立博物館の
博物館2階 1号展示室
にあるそうじゃ。



↓佐賀県立博物館については、こちら↓

佐賀県立博物館





今日は、
ゴジラのモデルになった
恐竜の模型が佐賀にあった!
についての話でがんす。







今さら説明するまでもないが、
『ゴジラ』は、今から69年前の
1954年11月3日に公開された映画。

以来、数多くのゴジラ映画が作られ、
2016年には『シン・ゴジラ』
(総監督:庵野秀明)が、
そして、今年11月3日には
第30作目となる
『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』
(監督:山崎 貴)が公開される。

『ゴジラ』で特殊技術を担当した
故・円谷英二さんは、
1963年(昭和38年)
東宝との専属契約を解除し、
円谷特技プロダクション
(以下、「円谷プロ」と略す)を設立。

1966年(昭和41年)1月から
『ウルトラQ(キュー)』、
7月からは『ウルトラマン』
のテレビ放映を開始した。

というわけで、
ウルトラマンとゴジラは
深い関係にある。

そして、今年2023年は
円谷プロ創設60周年の、
来年2024年は
ゴジラ生誕70周年を迎える
記念の年でもある。



ゴジラのモデルとなったといわれる
ティラノサウルスの模型は現在、
佐賀県立博物館にあるが、
この模型は1970年、
同博物館が開館した際に
科学博物館から譲り受けたもの。

高さが3メートル、
全長は7メートルあって、
大人でも見上げるほどの大きさだ。

翌1971年から、
『帰ってきたウルトラマン』、
『仮面ライダー』などの放送が
始まったことで、世の中は
「第二次怪獣ブーム(変身ブーム)」
を迎えた。

「怪獣」をすぐ近くで見ることができる
この博物館は、子どもたちにとって
聖地のようなものだったであろう。


では、なぜこの模型が
佐賀県にくることになったのか?

このころ、科学博物館の展示に
大きな変化があったという。

それまでは珍しかった
恐竜の骨格の標本が
海外から入ってくるようになり、
展示の主流が模型から骨格へと
置き換わっていったのだ。

時代遅れとなった模型は不要になるが、
恐竜模型に強い愛着を持っていたのが
模型を製作した福岡県出身の彫刻家
故・今里龍生さん。

「廃棄するくらいなら」ということで、
今里さんの故郷・福岡に近い
佐賀県立博物館への移設が
決まったという。


この模型を監修したのが、
古生物学者の故・尾崎 博さんで、
尾崎さんの論文の中には、
次のような記述がある。


映画のゴジラは、本館の恐竜の模型などを参考にして、つくられたものであるが、これも生物の進化に対する関心を高めたと思う

(『自然科学と博物館』第37巻第11~12号、1970年)



尾崎さんは、古生物学者の立場として
ゴジラに関わられたのだろう。

そういえば、
志村 喬演じる山根博士も、
古生物学者という設定だった。



(『学年誌ウルトラ伝説』小学館 2017年 250ページ)

尾崎さんは、
小学館から全28冊刊行された
『なぜなに学習図鑑シリーズ』のうち、
4冊で監修をされておられます。





【参考ホームページ】

「ゴジラのきょうだい!? 佐賀で“生きていた” ティラノサウルス」サイカルジャーナル NHKオンライン






今日は、
ゴジラのモデルになった
恐竜の模型が佐賀にあった!
について話をさせてもろうたでがんす。



ほいじゃあ、またの。

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