味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

人間力を高める空手道。

2012-02-12 11:40:11 | ブログ

タイトル---人間力を高める空手道。第1149号 24.02.12(日)

 昨日は厳寒の中、30名で稽古をしました。一部で一本の杭の合唱をしましたら、三雲悠くん、森永礼君が、前回同様、顔を紅潮させて、喉がこわれはしないかと思われるくらいの声で歌ってくれました。5歳の脳には、生涯「一本の杭」のメロディーが宿っていくことだろうと思います。5歳児の熱狂ぶりに2.3年の先輩たちは、笑いながらうたいました。

 合唱後、三雲圭君を立たせて、次のように「一本の杭」の説明をしました。

 あなた方は『南洲翁遺訓』とか古典の言葉を勉強しています。これらは将来大変役立つのです。「一本の杭」とは「素晴らしい一人の人間である。すばらしいお手本である」という意味です。圭君とそしてあなたがたの将来の姿なのです。

 この言葉は荘内南洲会理事長・小野寺先生によると、日本一の教育者だと言われた菅原兵治先生が創られた言葉です。だから遠い将来のためにも、毎日の稽古をまじめにしてください、とお話しました。

 3月3日には荘内南洲会の先生方が参ります。その時もかねてと同じように、元気をだして頑張ってください。

 その当日、木場昌吾師範、啓介師範兄弟が、約束組手を行います。それを真剣に見てください。そしてあなた方もそういう技術を身につけるよう頑張ってください。二人の技術は、これが空手道だ、というものです。ただ型だけをして大会で優勝したという程度のものは、長い人生には役に立たないのです。

 木場師範兄弟は、私の勧めにより読書するなど、学問にも熱中しています。学校での勉強はほんの一頁なのです。文武両道の道場で、高度な空手道技術を修得すると同時に、あわせて学問を積み重ね、人格者となり、仕事にも熱烈に打ち込み、健康で長生きをすするよう頑張ってください。こういう修行が人間力を高めるというのです。15年もすれば、自分がびっくりするような人生が展開されるのです。

 このようにお話しました。真面目にきいてくれる子供たちの将来は輝かしいものが展開できると思いますので、保護者の皆様も、ご支援がたお願いします。昨日、後方に坐していた母親様は、『南洲翁遺訓』の長いのを口ずさんでいました。子供を送ってきて、外でおしゃべりしている人は、そういう精神が子供に必ず投影するのです。人生は真剣でありたいものです。

 後数年もすれば、みんな自動車・単車などの免許を取得するでしょう。免許とりたての頃は悪気がなくてもスピートを出してみたいと思うものです。でも一寸したことが、人を傷つけたり死亡事故につながったりします。だから、人を傷つけてはいけないという強い使命感を持って欲しいものです。こういう話にも子供たちは真剣に耳を傾けてくれました。


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