味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

完全無欠な名誉や節義『菜根譚』

2011-12-29 10:15:18 | ブログ

タイトル---完全無欠な名誉や節義『菜根譚』。第1097号 23.12.29(木)

 『菜根譚』 19

〈完名美節(かんめいびせつ)は、宜しく独り任ずべからず。些(いささ)かを分って人に与うれば、以て害を遠ざけ身を全うすべし。辱行汚名(じょっこうおめい)は、宜しく全く推すべからず。些かを引いて己に帰すれば、以て光を韜(つつ)み徳を養うべし。〉

〔訳文〕 完全無欠な名誉や節義などは、自分だけで独占してはならない。(たとえそうであっても)すこしは人にも分かち与えるようにすれば、危害を遠ざけ無難に身を終ることができる。(これに反して)、恥しく汚れた行為や評判なども、すべて人の責任に推しつけてはならない。(たとえそうであっても)、すこしは自分にも引きかぶるようにすれば、外には才能の光をつつみ、内には道徳を養うことができる。

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〔コメント〕 分かり切ったことであっても、人間そうは出来ないのが世の常だということでしょう。「完全無欠な名誉や節義」などあろう筈がないと思います。一人で轆轤をまわしながら、例えば壺を拵えるような人は別として、組織で事をなそうという場合、独りで完全無欠にできよう筈がありません。

 組織する仲間に感謝してこそ、成果も上がるというものです。要は、仲間に名誉を与えながら、操縦する、ハンドルを切るという作業が大切でしょう。

 そして事がなったら仲間に感謝し、上手くいかなかったら、非は私にあります、という謙虚さが大切です。本項解説では「危害を遠ざけ無難に身を終ることができる」とあるが、こういう考えは持つべきではない、と断言したいし、私は、そのようにしています。それが、男の、そして人の上に立つ、組織の責任者の気概でなくてはならないのです。

 『政治家の殺し方』を出版した中田宏氏は、そういう人だと思って共鳴した次第です。


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1 コメント

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大 注 目!注 文 特 恵 中 (堀江智子)
2011-12-29 10:23:33
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