味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

其の能に矜れば、其の功を喪う。

2014-09-15 11:40:08 | ブログ

タイトル----其の能に矜れば、其の功を喪う。第2089号 26.09.15(月)

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 其の善を有とすれば、厥(そ)の善を喪(うしな)い、その能に矜(ほこ)れば、其の功を喪う。『書経』

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 たとえ善い徳を具えていても、それを自負していると、結局その善徳を失うことになり、また、すぐれた能力をもっていても、その能力を誇るようでは、其の功績を失い信頼されなくなる。

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【コメント】

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 私が『南洲翁遺訓』と出会って30年、そして荘内南洲会の先生方を存じ上げて20年に垂んとしています。

 その間、小野寺前理事長様に親しくお導き戴き感じたことは、荘内南洲会の先生方は『南洲翁遺訓』の訓戒のとおりの人生を歩いているということでした。

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 少なくとも『南洲翁遺訓』を改竄しようとする男とは雲泥の差があるということです。

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 それは私が師事してきた詩吟道師匠竹下一雄先生も同じでした。荘内南洲会の先生方をお手本とし、竹下先生の遺言である、谷山の子どもたちに清渓学舎(空手道を教えている第二道場)で『南洲翁遺訓』を教えてくださいとのお言葉があったから後期高齢者の老骨に鞭打って頑張っているのです。

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 『臥牛先生遺教抄』 (第29回)

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二十九、常に身を省みて学ぶべし。曾子の日々三たび吾が身を省みるとは三回と限るに非ず、幾回も省み、足らざるを知りて勉むるなり。省みるとは居ながら後を顧みるにあらず、進取の気象旺盛なるより生ずるなり。

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 『論語』29

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二十九、 子貢君子を問う。子曰はく、先づ其の言を行うて而して後之に従う。

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〔訳〕 子貢が君子とはどういう人かを問うた。

①孔子が言うには、言わんとする所を先ず行って、

②然る後に言うのが君子である。

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 先ずは仕事をせよ、そして然る後に要求をしなさいということです。

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 昨夕は健康ランドに行きました。背中20キロ、片足5キロを装着し、『自助論』『盛大な人生』を聞きながら山道を一時間歩きました。臥牛先生の訓えにある〈三回と限るに非ず、幾回も省み〉、とあるように連日このように学問道に打ち込んでいます。

 このようにしていると、健康が増大してくるように感じられます。尤もそのあとの白波のサプリメントもいいのですが。

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 三公社と郵政が民営化されたのも、この思想に逆行していたからにほかなりません。

 夜間高校で学び、昼は電電公社の社員、夜は父の名義で深夜の電報配達、そしてラーメン屋の経理・出前配達等々、24時間命がけで働いてきた私は、仕事は減らせ、賃金上げろという要求は納得できませんでした。

 副委員長を長きにわたりしてきた私は、世の人々が納得しない要求は国民から厳しい審判がくだされるよ、といい続けてきたものです。

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 国鉄職員は、列車に、「賃金上げろ」、「スト権奪還」という文字を大きく書いて日本国中を走り廻っていたものです。こういうことをしたら国民が反発するということが解らないのです。日教組にしてもしかりです。

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短歌の紹介

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映像を心に描け絶え間なく

       自己の暗示も絶間なきよう 6915 盛大な人生100 


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