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京大 尊攘堂


写真は、外観。

尊攘堂は京都大学の吉田キャンパスにある国の登録有形文化財の建物です。
今は大学構内で見つかった埋蔵文化財の保存・展示に活用されています。

アクセス
東山東一条の交差点を東に約200m進むと、京大の正門があります。
正門を入って正面に時計台があり、その左手に進みます。
左に赤レンガの旧石油化学教室本館、やがて右手に薄茶色の法経済学部本館が見えます。この法経済学部本館を過ぎた交差点を左へ進みます。
その突き当りに尊攘堂があります。

明治20年に吉田松陰の遺志に基づき品川弥次郎が自邸に造ったものを、明治36年にこちらに移築しています。
煉瓦造平屋建、寄棟屋根の擬洋風建築です。
通常は外観だけしか見られませんが、事前に文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター京大文化遺産調査活用部門事務室に問い合わせ(075-753-7691)しておくと、内部も見せて戴けます。

表の扉を入ると石造りの一間があり、そこで下足します。
内部は広い一室の講堂のようになっています。
床は赤いカーペット、側面と天井は真っ白な漆喰です。
シャンデリアの吊ってある天井の意匠も非常に細やかです。
最奥には3段高くなった小室があります。
もともとは尊王攘夷運動で倒れた志士の肖像などが祀られていたのでしょう。

内部には大学構内で見つかった埋蔵文化財が、縄文や弥生の土器、古墳時代の埴輪から近世の乾山焼や蓮月焼の一部などが展示されていました。


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