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阿弥陀寺2 信長忌(鞍馬口、寺町北部散策11)


写真は、信長像(右)、信忠像(左)

毎年本能寺の変が起こった6/2は、信長忌です。
この日は拝観料が1000円です。
また2014年の京の冬の旅でも特別公開されました。
内容自体は、ほぼ同じです。

通常は扉が閉ざされている本堂で、10:00から法要が行われます。
正面には大きな阿弥陀如来が、左手には信長像、諸兄の信広像、長男の信忠像の3像がお祀りしてあります。
また3像の手前には、様々な書簡や信長の手槍の先などが、ガラスケースに展示されています。
本堂右手には、右手には清玉上人像、法然上人像や善導大師像がありました。

11:00過ぎには法要も終わり、御住職のお話です。
信長を本能寺から埋葬したとされる清玉上人は、織田家の菩提寺たる阿弥陀寺の住職でした。
信長の死後も、秀吉が何度も阿弥陀寺での法要を打診したそうです。
しかし既に埋葬を終えていたため頑なに拒否したため、秀吉は止むなく大徳寺に総見院を作って法要を行った経緯があるそうです。
この結果、秀吉は清玉上人を快く思っておらず、秀吉が編纂させた“信長公記”では全く存在を消されたそうです。むしろその不自然な死期にも疑問があるそうです。
このように信長自身の話は敢えてカットされ(みんな間違いなく知っているから)、清玉上人の話が主です。
12:00頃から本堂裏の織田信長の廟所でお参りが行われて終了です。

この後も14:30までは受付けをされており、15:00には終わりです。

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コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
また来年 (ミッキー)
2012-07-16 22:02:55
こんなところに、信長ゆかりの、歴史の深いお寺があったんですね!
木像もあるようですね。総見院だけだと思っていました。
何度も通ったことのある道なのに、全く気づきませんでした。

また来年、うまく休みがあえば行ってみたいと思います。
いつも貴重な情報をありがとうございます。
 
 
 
ミッキーさま (amadeus)
2012-07-16 22:21:25
上記のように、むしろ京都における織田家の菩提寺は阿弥陀寺で、総見院の方が”後出し”のようです。

来年の6/2は日曜日。
来年もチャンスですよ!
 
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