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2012 4/30の拝観1(檀王法林寺、法性寺)


写真は、檀王法林寺の開運門こと川端門

この日は拝観日。
本当はいち早く4/28に行きたかったのですが、壬生寺に日程を合わせて4/30になりました。

大方の感想は先日の速報で書きましたが、一応その日のルートに沿って恒例の拝観報告をします。
まず朝8:30に自転車で自宅を出ます。

9:00前に檀王法林寺に到着。
本当は法性寺を1番にしたかったのですが、ルートが遠回りにならないようにするにはこの順番でした。

伽藍内も予想通りのこじんまり感。
でも須弥檀の作りも見事だったし、これはこれでいいのではないでしょうか。

次に東大路通に出て、ひたすら南下します。
まずは法性寺。
退耕庵よりこちらの方が混むと踏んでのことです。
このあたりに先月のアンケートが生きています(笑)。

入った時はそれほどでもなかったのですが、出るときはかなり列が伸びていました。

個人的には、飽くまで個人的にはですが、
「仏像ってそんなに面白いのかな?」

面白いっていう表現も語弊がありますが、多くの方が興味の対象になるようですね。

やっぱり僕は庭園派ですね。
・・・僕はまだ”お子ちゃま”なのでしょうか・・・(笑)。

20年後ぐらいに「amadeusの仏像のおすすめ」ってブログがあったら、「ヤツも大人になったな」と思ってください(笑)。

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檀王法林寺


写真は、楼門と本堂

江戸時代初期に当寺を中興した團王上人にちなんで「だんのうさん」と言われている浄土宗の寺院です。
開山の袋中(たいちゅう)上人が明に渡航しようとして果たせず、琉球で布教活動をしたことから、琉球との関わりが深いお寺でもあります。

場所は三条京阪駅のそば、川端三条の角です。
京阪の三条駅か地下鉄東西線の三条京阪駅が最寄です。
京阪の9番、10番出口のエスカレーターを登り(book offがあるところ)、地上に出ます。
三条通を東にちょっと進むと左手に三条門があります。
川端通沿いにも朱塗りの川端門があります。

通常拝観では外部からのみです。
三条門の奥に楼門、正面右に本堂、右手奥に庫裡があります。

毎月1日には本堂を開放しておられます。
また2012年春、2015年春の特別公開がありました。
本堂右脇の庫裡から入り、庫裡の玄関で拝観料800円を納めます。
右手の本堂に移動します。
本堂の中央には本尊の阿弥陀如来立像がお祀りされています。
須弥壇の左手には主夜神のお厨子がありますが、普段は閉まっています。
須弥檀の来迎柱の上部の左右には象の彫刻が、正面には獅子の彫刻が彫られています。
これらは非常に“シーサー”に似ており、琉球の影響だそうです。

また本堂の左手には、右手の袖を持っている袖取地蔵菩薩像、虚空蔵菩薩像、弁財天像、大黒天像が並んでいます。
その右には法勝寺の蓮華蔵院の旧仏と云われる阿弥陀如来座像と毘沙門天像が、内陣反対の左手には大きな十一面観音菩薩像がお祀りされています。
またその背後には袋中良定上人像と團王良仙上人像がお祀りされていました。
そして本堂の手前には、琉球からの宝物がたくさん展示してありました。

龍神法要
毎年6月第1土曜日に龍神像の御開帳があります。
本堂の須弥壇左手のお厨子が開扉され、龍神像にお参り出来ます。

毎年12月第1土曜日に行われ、秘仏の主夜神が開扉されます。
主夜神は盗難や火災を防いでくれる日本では珍しい神様です。
袋中上人の念仏中に現れてお告げをしたそうです。
また猫が主夜神のお使いとされており、当寺でも真黒の招き猫が主夜神尊の前にお祀りされています。
16:00前に行くとあまり通常と変わらない感じですが、庫裏に声をかけると本堂に案内されます。
須弥壇右手前の主夜神尊のお厨子が開扉され、正面からライトアップされています。
間近までいってお参りできます。
またこのお厨子の左手には帝釈天像が、左手には青面金剛像が脇侍としてお祀りされています。



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