旧二十日正月奉納演舞 その②「じゅり馬スネー」

2009年03月03日 00時05分44秒 | 沖縄現地情報

3月1日の14:00~15:30に、那覇市辻で「旧二十日正月(キュウハチカソーグヮチ)」の奉納演舞が、財団法人辻新思会の主催でありました。
琉球王朝時代、歴史の流れに翻弄されながらも、華やかな琉球文化を創作してきた辻村の「尾類(じゅり)」達は、戦後の芸能文化復興の「縁の下の力持ち」です。
現代の辻には、当然ですが「じゅり」は存在しません。
踊る方々は、玉城流の琉球舞踊熟練者です。
現代版「じゅり馬スネー」は、私が、昨年観た沖縄の伝統芸能で最高に感激したものです。
艶やかな紅型の衣装を身にまとい、腰には馬の模型を付け「ユイ、ユイ!ユイ、ユイ!」と掛け声を合わせて、踊る姿は、ブラジルのリオのカーニバルにも負けないくらいの迫力で、美しいものです!
昨年に引き続き、今年もまた感動しました(辻新思会さんありがとうございました!)。
今年は、私が一番気に入っている踊り手さんの特別バージョンです。



















この後、徒歩3分の所ある「波之上宮」の集会所で、辻新思会主催の「じゅり馬」の勉強会に出ました。戦前や復帰直後の貴重な「じゅり馬」実写記録DVDを解説入で、観せて頂きました。

旧二十日正月奉納演舞 その①「琉球絵巻編」

2009年03月02日 00時05分06秒 | 沖縄現地情報

▲<「神事」>
3月1日の14:00~15:30、那覇市辻「辻公園(御嶽)」において、旧二十日正月奉納演舞がありました。
公園の前に造られた舞台で、最初に「神事」を行った後、「琉球辻絵巻」の演舞が約一時間半行われました。

▲<「太鼓とミルク(弥勒)」>

▲<「獅子」>

▲<「じゅり」>
薩摩侵攻後、首里王朝は厳しい財政状況下で、その負担を、先島を始めとする人々への重税となった。
このような時代背景の中で、中国冊封使一行や中国貿易商人さらに薩摩奉行役人との接待役として、外交の一端を担ったのが、辻村で、辻のじゅりは王女や王女の侍女達から始まったとされている。

▲<物売り「糸満の魚売り」「花売り」>
辻新思会「旧二十日正月実行委員会」により、那覇の3大祭りと言われていた350年に渡る「じゅり馬」の伝統行事を9年前から復活させて行われている。

▲<「四つ竹」>
本来は、豊年祈願と商売繁盛の祈り事ですが、先人への畏敬と鎮魂、感謝の念を持って行われています。

▲<「夏姿」>

▲<「黒島口説」>

▲<「ゆすぬ花」>

キャンプをしてきました。

2009年03月01日 11時30分06秒 | 沖縄現地情報

2月28日の午後から3月1日の朝まで、北中城村渡口にある「県総合公園オートキャンプ場」にて、キャンプをしてきました。
参加者は、壺屋育陶園&古民家食堂の仲間9人で、3月末に東京へ栄転するリッチモンドホテル那覇久茂地の支配人桜井さんの送別会を兼ねている。
隊長&シェフは、小禄で店舗設計・施工・監理を行う高良幸祐さんで、今回の場所設定から食材の買い出し、テントなどワゴン車にキャンプ道具を満載して運営してくれた(キャンプに命を掛けているキャンプのプロ)。

▲<食器棚は、高良さんの手造り(組み立て式)。>
午後、2時から5時に集合。私は、3時前に到着して、テントの設営をする。
今回の料理は、高良さんのキャンプレシピの中から「焼きシイタケのめんたいとマヨネーズかけ」「タバスコ漬け鶏肉焼き」「キャベツの丸ごと煮込みベーコン味」「ポトフ(西洋オデン)」「牛肉の黒ビール煮」等々。
煮込んでいる間に、ビールを飲み始める。つまみに、「タバスコ一本分」に鶏肉を漬け込んで物を焼いて食べたが結構美味しかった。

▲<左、シイタケを焼く友利さんと桜井さん。桜井さんの後ろに見える三角の支柱は、コンロの上から鍋を釣るもの(ランプも吊れる)。高良さんが鉄工所に発注して造ったオリジナル作品。コンロの下には、芝生を焼かないための合板が敷いてある。>
バックミュージックは、地元ラジオRBCの「こんばんは」からナツメロが7時~0時30分までタップリ流れていた。

▲<左、火の番をする私。7時前でもまだ明るい。右、鍋の中は「キャベツ丸ごと煮」>
大阪出張から帰って来た又吉さんと、沖縄市から駆けつけてくれた沖縄市観光関係重鎮の大城さんが、8時頃に揃う。

▲<全員が揃ったので、いよいよ食べ始める3時間煮込んだ「ポトフ」>

▲<牛肉とタマネギを炒める。「キャンプレストラン」オナーシェフの高良さん。右、出来上がった「牛肉の黒ビール煮」上には、フランスパンをちぎっていらたものが乗っている(抜群に美味しかった!)。>
中嶋さんが、MY「三線」を出して、弾き始めると琉球民謡が流れ感じに盛り上がり、夜が更けて行く。

▲<左、暗くなると、焚き火がいい。キャンプに焚き火は必須アイテムだ。右、三線を弾き始める中島さん。>
2月末でも、沖縄の夜は少し涼しい程度。外で泡盛の水割りを飲みながら、十分に歓談出来る(蚊はいたが、夏よりは、虫がいなくて過ごし易いとの事)。


▲<左、三線を弾き出した古民家オーナーの川満さんと、右、大城さん。>
夜半から降る始めた小雨もテントの天幕の下では気にならず。楽しく冬のキャンプを体験出来た。