「猫派」の私が、この映画の「犬」に涙しました。

2016年01月20日 00時05分00秒 | 映画・DVD

▲<昨年の11月21日からロードショウ中の話題作品「ホワイト・ゴッド」>

主人公は、13歳の少女だが、彼女の演技よりも、彼女の飼犬「ハーゲン」に、どんどん気持ちがのめり込んで行った

雑種犬を飼うには、税金が掛かる法律が突然成立した街で。

税金を払えない家は、飼い犬を捨て始める。街には、大量の野良犬が増えて行く・・・。

施設職員が、野良犬狩りを始める。

野良犬は、捕獲されると保護施設に一時保管されるが、ごく少数、税金を払える人に引き取られるが、ほとんどの犬は殺傷処分される。

少女の犬も、父親に捨てられてしまう・・・。

「ハーゲン」は、家に探しながら帰る途中、悪人に捕獲され、虐待されながら闘犬に仕立てられる(勝つために凶暴犬に変えられてしまう)。

闘犬として戦い勝つ。ある時、逃げ出せたが施設職員に捕獲されてしまう。

捕獲された施設で、殺傷処分される直前、職員を噛み殺して脱走する(同時に、収容された犬達も続いて大量脱走する)。

施設から脱走した犬達は凶暴化し、自分を虐待した人間に復讐し始める。

警察も銃使い射殺を試みるが、250頭の野犬が統制行動を取るので、なかなか殺せない。

諦められずに、「ハーゲン」を街中探し続けていた少女が、凶暴になって暴走する250頭の野犬集団に追いつめられる。



250頭の野犬リーダーは、「ハーゲン」だった。

リーダーの「ハーゲン」は、唸りながら少女に近づいて来る。

まだ少女を覚えているのか?それとも、捨てられた事を恨み少女に復讐をするのか?

「カンヌ国際映画祭ある視点部門グランプリ受賞」「カンヌ国際映画祭パルムドック(主演?)賞受賞」作品。
※主役の犬はプロらしいが、その他の犬は保護施設にいた犬に演技を仕込んで撮影したらしい。
撮影後、施設に戻す事を不憫に思った監督達が里親を募ったところ、話題になりすべての犬が新しい家族に引き取られたらしい(喜び)。

【評価】★★★★


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