▲<宮沢りえ主演の「湯を沸かすほどの熱い愛」>
1月9日、桜坂劇場で「湯を沸かすほどの熱い愛」を観た。
詳しい内容を知らない映画だったが、めずらしく「桜坂劇場」(B)が、上演前に満席になった!
主役の宮沢りえは、銭湯を営んでいるが休業中。
一年前に、「銭湯の湯のように蒸発した旦那(オダギリジョー)」が、失踪したためだった。
りえちゃんの一人娘(杉崎花)が、学校でいじめを受けているのだが、りえママは、学校に抗議もしないで、娘に「逃げるな!」と言うばかり・・・。
そんな時、りえちゃん自身は、「ガン末期」で、余命2ヶ月と医師に告げられる。
余命2カ月の間に、4つの「絶対やっておきたい事」を実行するために、りえちゃんが動き始める・・・。
その4つとは?
(1) 家出した夫を連れ帰り、実家の銭湯を再開させる
(2) 気が弱すぎる娘を独り立ちさせる
(3) 娘をある人に合わせる
(4) ?
探偵に旦那を探してもらい、居場所を突き止め乗り込む(旦那は、愛人に逃げられ、子供と二人で暮らしをしていた)。
旦那が、一年振りに実家に戻り、銭湯を再開。
その後、ストーリーが大胆に観客を裏切ながら展開して行く。
りえちゃんの真に迫る演技に、観客はぐいぐい引き込まれて行く・・・。
2015年第38回「紙の月」(日本アカデミー主演女優賞)に引き続き、今年の傑作作品になる事は、間違いなし!
【評 価】★★★★★
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