『漆喰シーサー造り』体験記①

2008年02月18日 00時05分41秒 | 沖縄現地情報

▲<「沖縄県立博物・美術館」敷地内の沖縄古民家の「漆喰シーサー」>
2月17日(日)沖縄県立博物館体験学習教室第3回講座「しっくいシーサーをつくろう」に参加してきました。
時間は、9時~15時。最初に開校式および諸連絡があり、9時30分頃に、瓦を貰う。定員の50人が一斉に取るので、選ぶ余裕がない(この時に同時に小さなバケツに入った既に練り終わった漆喰が一人一つ配られる)。
この時に、取った瓦で自分が造る形が決まってしまう。

造り方の優しい順に、「ちぶる(手足が見えない坐り方)」「伏せ(頭を下に尻が上がっている)」「そんきょ(前足が伸び尻が下りている)」「四つ足(四本足で立つ)」。

▲<左、骨組の見本。右、奥原崇典先生の作品>
長い瓦を手に取らなかったので、私の造る形は「伏せ」になった。

▲<これがスタートの姿です>
瓦を組んで、形を整えてみる。ある程度の形が決まれば、漆喰を塗り始める。この時、針金で補強をする場合もある。私の場合は、針金は使わずに形が出来たので、その上に漆喰を塗り重ねて行った。

▲<下の歯を付けたが口の中や上唇に漆喰を塗る時に邪魔になり外す。>
形が単純なので、背中にたくさんの突起物を出す事と、下の歯を鋭くする事を考えて、瓦を細かく割り、とんがった形を集めた。

▲<左、第一回目(荒付け)の漆喰を塗り終わる。右、耳を付ける。まだ尻尾は付いていない。>
※「荒付け」は、セメントの配合が、多く「仕上げ塗り」前の基礎塗りの役割です。
⇒次回は、「仕上げ塗り」「着彩」「完成」です。