晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

淳先生おすすめのイベント 9/19

2014-09-19 | 日記・エッセイ・コラム

2014.9.19(金)曇り

 淳先生が自転車で峠を越えてこられたのは、何か意味というか思いがあるようだ。水上先生没後10年の企画のパンフレットや新井英一さんのライブの案内パンフレットを持ってこられたけれど、そんなことじゃない。山田清吉さんの詩の話をされ、次の日には詩集を三冊持ってこられたけれど、そんなことじゃない。お土産にかまぼこ板の絵と童話をいただいたけれど、そういうことじゃない。そんなことは自転車に乗らなくてもできることだ。
 先生にお目にかかるまでにもいろんな人から聞いていた、「先生は川上から自転車で来てんやで」「ほんでさっさっさーと絵描いてんやで」
 何と凄い先生やなーと思ったのだが、今回のこともそういう意味があったのかと思う。先生にとっては、自転車で峠を越えて上林に来ることにこそ大切な思いがあるのではないだろうか。いただいた物もお借りした本も宅急便で送られた物よりうんと重みがあるわけだ。そんな重みのあるイベントを紹介したい。

新井英一 LIVE in おおい
日時:2014.11.1(土)17:00開場 18:00開演  
会場:古民家サロン アルプス おおい町石山12-5
前売 ¥3,500 当日 ¥4,000
出演:新井英一(唄・ギター) 高橋望(ギター)

帰雁忌・ブンナよ、木からおりてこい 劇団青年座公演
日時:2014.10.25(土)午後1時開場 2時20分開演
会場:若州一滴文庫くるま椅子劇場
料金:2,000円(帰雁忌の催しは無料)チケットは若州一滴文庫
P1030761


没後10年の催しは他にも沢山ある

若州一滴文庫の企画
もうひとつの太陽 水上勉と中村裕の夢みた日本の明日
11月3日まで

渡辺淳 谷の人展 
2014年11月5日(水)~2015年2月9日(月)

【作業日誌 9/19】
南京櫨、しだれ桜剪定(桜切らぬ馬鹿)

【今日のじょん】今年の秋は早い、ふかふかのペットベッドを出してもらったら大喜び。P1020587
こんな感じ(3月26日の写真) 

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穴虫考(116) 福井県-7 9/18

2014-09-19 | 地名・山名考

2014.9.18(木)曇り  淳(すなお)先生がやってきた

 昨日のことである、おおい町の治面地さんが来店されて、「小仲のとこで渡辺淳先生が自転車に乗っておられたで」とおっしゃる。確かに先日お目にかかったときは以前よりもお元気な様子だった。川上から峠を越えて上林に自転車で良く来られていたのだが、それはもう少しお若いときである。
 今年で83才になられるという先生がまさか自転車で上林に来られているとは、半信半疑だった。それから小一時間、庭でなにやら音がするので覗いてみると、淳先生が自転車から降りてくる。いやー驚きましたねえ、しかも店を見落として十倉まで行って戻ってこられたということだ。
 治面地さんも店におられて、他のお客さんも交えてしばし歓談、先生の話はいつ聞いてもおもしろい。炭窯を三つも焼いておられ、遠くは光野町まで来られていたとか。茅で小屋がけされた話とかまるでおとぎ話を聞いているようだ。
 山田清吉氏に藁葬のことを聞くために先生には大変お世話になった。なにしろ穴虫地名解明の発端になったのだから、改めてお礼を申し上げる。既に山田氏に手紙にて問い合わせていることを報告し、他の文献で見つけた藁葬の写真を見てもらう。「いやあ、こういうもんかね」と驚いておられた。そのはずである、先生の生まれ育った川上には藁葬という葬法はないだろうから。
 詩「藁葬」に画かれた先生の挿絵は黄色い藁が赤い炎を挙げている幻想的で美しい絵である。生々しい藁葬の図とはまるで違うのだが、先生の挿絵が最も「藁葬」の詩を生かしていると思う。
 「帰りは車で送りますよ」と勧めたのだが、先生は頑として聞かれなかった。
Photo
 
淳先生の愛車、カメラ修理中なのでかみさんに撮ってもらった。



 そしてもっと驚いたことは、今朝も開店と同時に来られたことだ。喫茶フロッカスのご家族とご一緒に乗せてもらって車で来られた。
 山田清吉氏の詩集「田んぼ」「土偶」「藁小屋」の三冊を貸していただくことになった。というより持ってきてくださったということだ。
「あんたの知りたいようなことは書いてなかったみたいだが、、」とおっしゃったが、なかなかどうしてわたしの知りたいことがいっぱい載っている。でも先生、わたしは火葬や藁葬のことを知りたいためだけに山田さんの詩を読んでいるわけではありませんよ。ちゃんと百姓の詩を鑑賞していますから、念のため。
 きのう自転車で帰ったのは、「たとえ片道でも送ってもらったら、自転車で行ったということにならへんからな」ということだった。
 先生の行動力には脱帽する。

【作業日誌 9/18】
ドッグランど植木の剪定

【今日のじょん】夜中の11時過ぎになると必ず吠える。周囲を見るが何もいない。でも朝になると妙な糞が落ちている。近所の方の話だとハクビシンがあちこちで出没していると聞く。う~む、また課題が増えてきた。
P1030732


糞には柿の種や小さな種が含まれている。(9.6の写真)

コメント (2)
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