先日、他県のカフェに行った時のこと。
入店し、カウンターでメニューを見ていたところ、店主さんに「あっ!そのバッグ、○○のですよね!!」とのお声がけが。別にロゴが目立つとか、有名海外ブランドとかではなく、日本のメーカーさんのものなのですが、確かに特徴のある「わかる人にはわかる」デザインのもの。なので、それ自体格別に驚くようなことでもないのですが、なんだかとても嬉しそうなのです。
不思議そうな顔をしていたのでしょうか、店主さん曰く
「あ、突然すみません(笑)。実は私、このメーカーに勤めていたもので。」
なんと!そうだったのですか!!なるほど、それで嬉しそうだったのですね。それだけでも「嫌になって辞めた」のではないのだろうなということが窺えます。
そこでここぞとばかり、「これ、すごく使いやすくて気に入っているんです。今もお店の方と交流がありましたら、ぜひお伝え下さい!」と答えたところ、勿論です、と益々ニコニコ。美しき愛社精神ですね。
働いていたところなら当然だろうという向きもあるかもしれませんが、意外とそうでもなく、競合他社の製品の方が良いからそちらを使っている、なんて話も時々耳にします。割り切っているなーと感心はしますが、この店主さんのような方に会うと、うんうん、そうだよね、と、ついこちらの顔も綻んでしまいます。
淹れてくださったコーヒーも美味しく、心地よい空間でのんびり過ごせました。辞めてもこんな素敵なお店を作られたなら、元の会社の仲間もきっと喜んでくれますね。どうぞ新天地でも、沢山の人を笑顔にしてあげて下さい!
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