東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

山形の名建築

2020年02月10日 22時30分41秒 | 雑記

 さて、土曜日に参加してきた県民図書館のイベントは、森岡督行さん監修の『ひとり歩きの山形建築ガイド』の出版報告会です。これは応募して参加された一般の方々(結果的にはプロの建築家の方などもいたのですが)が、各々山形県の気になる建築にアプローチして文章を編まれたもので、「市井の人」から見た建築ガイドという、とても面白い切り口でありつつ、非常に質の高い本になっていました。非売品なのですが、なんと!太っ腹にも、このイベント参加者には二冊プレゼントされました!!一冊は自分用、もう一冊は誰かにあげて欲しいとのこと。一人でも多くの方に、山形の魅力を伝えて欲しいということなのでしょう、何とも粋な計らいではありませんか。

 森岡さんは、銀座で「一冊しか売らない本屋」を営んでいらっしゃる、メディアでも大いに話題に取り上げられている方ですが、何と寒河江市のご出身なのだとか。今回のガイド本でも出てくる「寒河江市役所」を、身近に見て育ってこられたわけですね。

 このガイドを読むと、登場してくる建築の中には、私たちも演奏会場としてお世話になった(なっている)ところも結構あるのです。文翔館や鶴岡市文化会館は当然ながら、寒河江市役所や霞城セントラルも室内楽で演奏しましたし、私は演奏していませんが、南陽市の熊野大社も、山響のアンサンブルで演奏したときいています。以前「箱によって内と外は区切られる」という、詩のような文章を読んだことがありますが、建築も、内側で刻まれる時間によってその価値が違って感じられることでしょう。満ち足りた時のお手伝いができるようにしたいものです。

 山形の魅力は十分承知しているつもりでしたが、ガイドの中には、まだ知らなかった素敵な建築も沢山ありました。一つずつ訪れてみたいと思います。

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