常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

お社

2008年02月05日 | 季節の便り

この小さなお社は氏神様の本殿である。
茅葺の屋根に同じ厚さの雪をいただいて、杉木立に囲まれて訪れる人も無くひっそり佇んでいる。
昔昔 春祭りには集落の親戚縁者が集い社叢には人が溢れた。
拝殿の石段に立つ出征兵士を、日の丸の小旗を振って軍歌で送った。
ケヤキの古木の洞で、梟が雛を育て、夜寂しい声で鳴いた。
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立春 桜咲く

2008年02月04日 | 季節の便り

純質な雪が一面に積もって、桜の枝の先端まで造花ではない造花が咲いて、花の季節とは違った美しさである。
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積雪40センチ

2008年02月03日 | 季節の便り

休みなく降り続いて積雪43センチを超えた、この地ではまれに見る豪雪である。
ガレージが積雪限界を超えたので雪下ろしをする。高々2Mほどの高さなのに、足元が滑って怖い思いを何度か味わった。
午後5時を過ぎても一向に降り止む気配がない、ちょっと調子に乗りすぎた。
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雪降り積む

2008年02月03日 | 季節の便り

昨夜 会合が終わった時、霧のような雪が街灯にぼんやりしたと光の輪を作っていた。
これは積もるぞ!!と直感的に思った。
口々に明朝の除雪を愚痴りながら、何故か話す言葉は明るい。
朝 玄関を明けると昨日と違った景色が現れた。
空からは昨夜と同じ細雪がしんしんと降り積もる。
これは大雪になるぞ!!妙なことを期待して、冬には珍しい爽快感を味わう。
コメント (2)
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スポットライト

2008年02月02日 | 常念100景

常念山頂に、柔らかい靄に包まれて立っていたなら、沈んでゆく冬の太陽はどんなふうに見えるのだろう。
幕が引かれる直前の舞台が、一瞬輝くように、雪の斜面にスポットライトが当たる。
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小さな流れ

2008年02月01日 | 季節の便り
凍る小さな谷川

小さな小さな谷川は、谷の一番奥まった場所の石の間が始まりである。
今はめったに訪れる人はいないだろうけれど、昔 養蚕が盛んな頃、谷間の奥まで桑畑が続き、小道は人に踏まれてテカテカ光っり、雑草が生える隙を与えなかった。
石の間から湧き出す冷たい泉は、農作業でひりひりに渇いた喉に際限なく流れ込んだ。
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