常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

キダチベゴニア

2006年10月20日 | 季節の便り
甲府盆地を抜けた中央線の高台から望むブドウ畑はすっかり黄葉が進んでいた。
春の紅の芽吹きから始まって、何度ここを往復したことだろう。
役職の任期まで、後半年である。
信州ではキダチベゴニアの花がますます淡くなった。
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がまずみ

2006年10月19日 | 季節の便り
木枯らしに、松葉が一斉に反応し、松林特有の風音が通り過ぎると、枯れた松葉がぱらぱらと降り落ちる。
晩秋から初冬にかけて松葉集めは子供達の仕事であった。
松葉は、炊事や暖房のための火種を育てる炊き付けとして、山里では生活必需品であった。
拾い集めた松葉の籠を背負い、下る山道のあちこちに滴るようにガマズミが実っていた。
霜にあたって透明度が増した赤い実は、甘さと適度の酸味が調和して、作業にほてった口の中に冷たく心地よく広がった。
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吉祥草

2006年10月18日 | 季節の便り
この花は吉兆であると聞いた。
さて何が起きるだろう。

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ぬばたま

2006年10月17日 | 季節の便り
この黒さは闇の中でも際立つかもしれない。
正義という仮面に隠れて、いじめ教師へのバッシングがエスカレートする。
これもいじめ。
  
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カラーコード

2006年10月16日 | 季節の便り
今はどうなっているか知る由もないが、ずっと以前電子機器の構成は真空管やトランジスター、それに部品として抵抗、コンデンサー、コイルなどがあった。
その中で抵抗は段々小型化され、固体に数値を記すスペースがなくなってしまった。そこで数値を表すのにカラーコードが使われ、リング状に色付けされて抵抗器は美しくなった。
そして0~9までの色コードを覚えるための符丁が考え出された。
紫色は7を表しているから、符丁は「紫七部」である。
他は全て忘却したのに「むらさきしちぶ」は忘れない。

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小粒でピリ

2006年10月15日 | 季節の便り
口の中に、不快なしびれのようにしぶとく残る刺激は、山椒独特のものだ。
夏の間カラスアゲハが飛び交っていた小藪に珊瑚のように色づいた。
やがてはじけて黒い実が飛び出す、七味唐辛子を構成する一味である。
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なぎなたこうじゅ

2006年10月14日 | 季節の便り
 本来庭に生える草ではない、仮に生えても、花が咲いて実るまで大切に育てる人はいないだろう。
大概は雑草としてむしり取られるのが運命だ。
こんなに立派に育つと抜くに抜けない。
「下郎近寄るな」薙刀を構えた女丈夫が威嚇する。

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秋色初める

2006年10月13日 | 季節の便り
業界での営業資格を維持継続するための研修会が開かれた。
新しい法律により、業界が従来の届出制から許可制にランクアップ?したためである。
人の命に係わる医療機器が、届出だけで誰でも販売できる時代は終わったのだろう。我が業界は今や規制強化の方向に進んでいる。
終了後、並木通りが秋色初めた市内で講師とキノコ鍋を囲んだ。


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昔の喫茶店

2006年10月12日 | 季節の便り
朝夕の気温が10℃を下回って来たので植物を部屋に取り込んだ。
インテリア気分で配置したら、まるで昔の喫茶店のようになった。
まだ月下美人と孔雀サボテン、アロエベラの大鉢がいくつか残っている。
喫茶店が植物園になってしまったら、楽しい事もあるけれど、それ以上に困ることも多いだろう。
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影絵舞台

2006年10月11日 | 季節の便り
夜明け前 時雨が木々の葉を鳴らして通り過ぎていった。
しばらくすると東の空が紅色に染まった。
杉の梢が影絵劇の舞台装置を思わせる。
躍り出る主役は何だろう。
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