秋を探しに

花が残り少なくなって、アザミの花で熊蜂が忙しく蜜を集めている。
白鳥が飛来したことを知っているのだろうか。
レンズを向けると気に障ったのか羽音だけ残して飛び去った。

のぶどう

秋の宝石に写真を貼るのをミスりました。

常念に日が落ちて

秋の日はつるべ落し。日暮れが本当に早い。
ゆうやけを背景にした常念は何時見ても美しい。
今日は久しぶりに秋を探しに行った。
取り入れが終わった田んぼにムクドリの大群が落穂をついばんでいた。

秋の宝石

サンダルを履いて秋を探しに行く。
秋が一杯溢れている。
のぶどうの実は日替わりで色が変化する。
秋空にうまく溶け込んでますます鮮やかな色になる。

ヒマラヤユキノシタ

当家のヒマラヤユキノシタは春の淡雪の中に咲き、晩秋霜柱をバックにまた咲く。
変種なのか、これが普通なのか、ご存知の方にご教授いただければ幸いである。
アルプスの高峰に初冠雪　ヒマラヤユキノシタの花が咲き、冬は間近。

吉祥

久しぶりの青空、朝の気温が下がり空気の透明感が増した。
秀麗常念は乱雲に阻まれてまだ見えない。
庭に吉祥草が咲いた。
何の吉祥だろう
晩秋を慰める花である。

ホトトギス

「ホトトギスの由来は不如帰の胸の斑紋が花弁の斑点に似ることによる」と辞典にある。
花が途絶えた木戸の雑草の中にひっそりと咲いている。
初夏の夕暮れや夜明けに、不如帰の鋭い鳴声を聞くことは珍しいことではないが、胸の斑紋が確認できたことは一度もない。
だからいまだに不如帰とホトトギスを結びつけることに違和感を持っている。

信州でブンタンの香りがする

柑橘類の中でブンタンはここではまだ珍しい。
上品な酸味と調和した甘さがうれしい。
立春の頃、ある伝で高知から送られてくるのが待ち遠しく感じる。
今年その伝の元締めからブンタンの苗を頂いた。
実生の柑橘類はすべからくカラタチに化けると聞いた事があるけれど、もしかしたら花が咲いて実るかもしれない。
零下１５度の戸外で越冬は無理だろうからこれから当分の間、人植同宿で互いに助け合う事が必要になる。

カムバック

今年は返り咲きする花木が多いような気がする。
桜、つつじ、我が家のボケも返り咲いた。
植物に花が咲くメカニズムの神秘さ、生き物の営みの神秘さにも引かれるけれど、普段は命あるものとして扱わない植物たちの、花咲く時の荘厳さに圧倒される事がある。

日本のブルーベリー

里山に秋が来るのを待ちかねて山に入る。
目当てはアケビ、山葡萄、ハシバミ、栗、胡桃、ヒラクチ、ガマズミ、コンマラ、小梨など等
ナツハゼ（コンマラ）はブルーベリーの野生種と聞いた事がある。
小さな実の先端に桜の花形があるめずらし果実である。
ほほばると、甘酸っぱい秋の味が、口いっぱい広がって、なんともリッチな気分になった。
他の潅木に先駆けて美しく紅葉する。