常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

雪形 常念坊

2020年05月04日 | 日々のこと

4月末の雪で隠れてしまった常念坊が最近の真夏日で再現した。

目を凝らせば、枠内に黒衣の僧形が現われる。

右手稜線の下に見える黒い塊は忠犬「ころ」である。雪まろげて主を守る姿が頼もしい。

さらに凝視すれば、右手の錫杖と黒衣に重なる左手にぶら下がる貧乏1升徳利が見えてくる。

麓の酒屋に酒を買いに山を下る姿だ。

酒屋に着くと正直な酒屋さんには「1升入れてくれ」といって徳利を渡す。

ずる賢い酒屋には「この徳利を一杯にしてくれ」と徳利を渡す。

亭主は愛想笑いで徳利に酒を注ぐのだけれど、いくら注いでも徳利は満たされない。

半べそをかいて、亭主は日ごろの悪行を悔い改めるのである。

ここのどこかに常念坊が隠れている

里は新緑の装い

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 熱中症 | トップ | 子供の日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々のこと」カテゴリの最新記事