常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

日が落ちる時

2011年05月20日 | 常念100景

 

太陽が夏に向かって、日毎に北(右)へ移動し、落日も山脈の稜線に沿って位置を変えてゆく。

二日ほど前、槍の穂先が夕陽の真中を串刺しにした写真が大きく新聞を飾った。

昨日、そういう時節なのだと思いながら、常念が見える窓際に座って雲の切れるのを待っていた。

雲のカーテンは薄くなったり厚くなったり、切れそうで切れない。

常念周辺に掛かる雲の切れ間が一際輝いて、溶接アークを見た時のように視界に空洞が現れた。

その後、雲は茜色を濃くしながら、暗くなった空の中に溶け込んでいった。

 

 

 

 

 

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 五月野に咲く鬼ツツジ | トップ | 再び落日を追う »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すばらしい (紋次郎@帯広)
2011-05-20 22:16:45
 常念岳越しに小さくとも鋭さが際だって見える槍の剣先ですね。
 凄いですね。

 映画「岳」が公開されていますが、舞台はきっとこれらの山域なんでしょう。

 意外と岳人の間でも評価が高いようです。
 この写真をみて映画を見たくなりました。
返信する

コメントを投稿

常念100景」カテゴリの最新記事