3キロほど離れた田園の中に、5世紀ごろに作られたと伝えられている針塚古墳がある。
春の陽気に誘われて、水仙の匂う田んぼ道を、1時間もかけてゆっくり目指した。
針塚古墳は、土を盛り上げた墓墳に河原石を敷き詰めた質素なつくりだ。
5世紀といえば、今からおよそ千数百年前のことである。
衣服を変えたら、私たちと見分けがつかない人達が、多分同じことを考えて生活していたのだろう。
古墳に登ってみた、たった数メートルの高さだけれど眺望が大きく開らけた。
見える景色は往時も同じだろう、千数百年を経て変わったものは表面の薄っぺらなものに過ぎない、中身は何も変わっていないようだ。。
古墳頂部と美ヶ原王ケ鼻
フキノトウ
頂部に復元されている古墳内部模型
近くにある薄の宮神社