常念が見える部屋から

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植物との会話

2010年06月24日 | 季節の便り
梅花イチゲが咲く道



植物の生育に必要な水の量を正確に計測するシステムの開発に成功した研究者から話を聞いた。
対象とする植物が水を必要と感じた時、必要な量だけを供給できるというその原理は、以外にも簡単なものだった。
鉢植えの鉢の中に素焼きの筒を埋め、その筒の中を水で満たす、植物が吸水しようと行動を起こすと、素焼筒から微細孔を通して土中に水が放出される。
素焼きの筒には外部回路により、水が常に補充される仕掛けが付帯していて、この補充される水の量を正確に計測することにより、生育に必要な水量を、時間に沿って正確にたどる事ができる。
いつでも欲しい時に欲しい量が供給されるデマンド給水である。
簡単な「スピーキング・プラント・アプローチ」(植物との会話)が実現できる。
更に この時植物にお腹いっぱい水を与えるのではなく、欲する7割位に抑えると、味が濃縮された、美味しく商品価値の高い果物や野菜の収穫ができるという、その将来像に期待が膨らむ。

コメント
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