そして、今回初めて使うのが、藤原産業の角のみスタンド(SK11)と角のみドリル。
なんと、四角い穴が開けられる、という優れものです
「ホントか? いや、有り得んじゃろう。。。」
というのが正直な感想ですが、普通にホームセンターに売っているので、ウソでもなかろう。
手持ちのドリルを取り付けて使うので、普通のドリルスタンドとしても使用可能ということもあり、購入しました
刃は別売りです。
四角い筒(先端は刃)の中にドリルが入っています。
当然四角い筒とドリルの間には隙間があり、特に四角の四隅の部分はドリルでは削れませんが、そこはうまく剥がれていくような感じになって四角い穴が開くのでしょう。。。か。。。?
ということで、使ってみました。
とにかく、めんどくさい
なんでこんな構造にしているのかよくわかりませんが、電動ドリルと角のみドリルをセットするだけでかなり時間を食われました
刃の高さとか可動部分の範囲(レバーの位置)とか、調整する部分がたくさんあるのに、一つ設定を替えると他の部分も調整がいるとか、ネジが六角だったり、ストッパーを抑えていないと外れちゃうとか、角度によってはレバーがネジに当たるとか、油断していると緩めた拍子に角ノミが下にズドンと落ちて刃先を痛めるとか(なので木を敷いています)、全てにおいて設計が練られてない感じがします
穴を開けるときも下に板を敷いていないと、角のみが土台の金属部分に当たります。
角のみ用のドリルスタンドなら、角のみの大きさの穴くらいは土台に開けておくべきですよね。。。
しかも、工作精度が悪くて、あちこちガタはあるし、ネジも締めすぎると舐めそうでコワイ
なんだかんだで設定が終わり、とりあえず使って見ることにします。
果たしてこんなもんで四角い穴が開くのか。。。?
位置決めをして、レバーを持って、いくぞ!!
「シュイィィィィーン・・・・」
「ん、、、? これ以上行かないぞ??」
「やっぱり。。。。」
なんか物理的に変な気がしていたのです。
角のみの部分は回転してないのだから、四隅の角が削れる理屈が解らない。。。
刃先のドリルの出っ張りを微妙に調整しつつ(これが電動ドリルを外さないといけないのでものすごく面倒)、ネットでのクチコミを見たら、かなり力が要る、とのこと。
それならと、ググーッとかなり強い力をかけてみました。
と、、、徐々に沈み込んでいきます
「おっ。。。いいぞ!!」
と思ったら、途中で止まりました。
その後は押しても下がりません。
調子のよいときは勢いよく下まで貫通しましたが、途中で止まってしまうともうダメ。。。
うむむ、、、万事休す
楽をしようとせず、不通にドリルとノミで開けるか。。。。
いやあ、穴が何個あると思ってるの?
「大変だよなぁ。。。」
だんだんとこの角のみスタンドに腹が立ってきたし、そもそも役に立たないのなら壊れてもいいや、ということで、やけくそでこの貧弱なレバーに全体重をかけてみました。
すると。。。。
開きました
何回もやると手が痛くなるので、レバーの上に木の板を置いて、その上から全体重をかけてギュゥっと押さえると、グググっと下がっていきます。
これだけの力をかけて初めて機能する工具としては、各部の強度が不足しているのは、バリバリ文系のボクが見ても明らか
「こんな使い方してたら早晩イカレるな」
と思いつつも、
「でもコイツがあって良かったなぁ・・・」
というのも、正直確か。
無理すると裏側が割れてしまうので、この状態でひっくり返して、再度裏から穴を開けるのが良いかも。
これをひたすら繰り返します。
うむむ、工具としての完成度はイマイチで、こんな程度のものがこんな値段で。。。
というのもありますが、やはり買って良かった
どっかそれなりの会社が出してくれたら、いずれ買い直すと思いますが、無いよりは助かります、かなり。。。
おかげで、思ったより時間はかかりましたが、なんとか終わりました
あとはオスとメス、そう簡単に相性良くはまらないと思うので、それの調整が大変そうですね。。。
ちなみに、本当に四角の穴を開けるドリルはありますよ。
https://www.youtube.com/watch?v=L5AzbDJ7KYI
ルーローの三角形です。ロータリーエンジンのおむすびです。
では~
長方形の穴も開けられるのかな?
一体誰がこんなことを考えだすのか。。。
しかし、、、
欲しい・・・