アメリカに25年ルールというのがあります。
アメリカは左側通行なので、通常は左ハンドルしか走行は認められていません。
が、右ハンドルのクルマでも製造後25年経ったら走行可能になる、という規則です。
クラシックカーという位置づけの、優遇策ですね。
25年前と言えば、自分が会社に入って仕事にも慣れてきた頃。
あの頃のクルマたちがクラシックカーか・・・
ちょっと感慨深いものがあります
その規則のせいで、日本国内だけで販売されていた右ハンドルのスポーツカーがアメリカで走行可能となり、たくさん海を渡っています。
日産のGTRなどはその最たる例で、1千万円を超える値で取引されたりしています。
おかげでボクが欲しかったセリカGT-4(ST205)は、今や200万円以上します。
つい数年前まで数十万円で買えたのに・・・
ルールは知っていたのでこうなることは分かっていたのですが、さすがに道楽でこれ以上車を増やすことは無理。
でももし子供がマニュアルに乗ると分かっていれば、それを大義名分として絶対買っていたのになぁ・・・
この手の車名Rが付くようなスポーツグレードは仕方ないと思っていました。
もしかしたらこれに引きずられて、普通の仕様のクルマまで米国に行ってしまっているのかもしれません。
欧州でもクラシックカー向けの優遇策があります。
ドイツでは製造後30年を超えると、自動車保険や税制上の特典があります。
これで、何年か前から少し古いポルシェ930(通称ビッグバンパー)や、BMWのMシリーズなどが、
日本からドイツに逆輸入されるようになって、日本での価格が跳ね上がっています。
クラシックカーに対する考え方は、日本と欧米は全く違いますね。。。
歴史的な資産として手厚く保護されている欧米と違い、日本では公害をまき散らす害悪扱いでしかありません。
こういった点は、早く日本もクルマ先進国の欧米に追い付いて欲しいですね。。。
と書いていて、「エコカー補助金」を思い出しました。。。
(つづく)