ヨメと美濃方面に出かけました。
美濃の旧い町並みの外れで和菓子屋「とみや」で「わらび餅クリーム大福」を購入。
美並町の「円空の森水」で水を汲んで、コーヒーを作ろうと河原に降りたところにそれはありました。。。
ヨメが「あれは綿?」というので、ふと見上げると、木に白いフワフワのものが。
「これモミジやし、綿の訳ないやん」と思いつつ、「なんだこれは??」
よく見ると綿のようなものではなく、泡のようです。
アワフキムシにしてはデカすぎる。
こちら、アワフキムシ。
泡の中に隠れています。
中には何やら白い粒粒が。
「ま、、、まさか、、、これは・・・」
初めて見た。。。
おそらくモリアオガエルの卵です。
図鑑でしか見たことが無く、なんとか一度見てみたいと思っていました・・・
ツーリングで各地のモリアオガエル生息地を見つけては訪ねたりしましたが、
時期の関係などもあり、ついぞお目にかかったことはありません。
滅多に見れない超レアものだと思っていましたが、こんなところで見れるとは・・・
よく見ると、あちこちに垂れ下がっています。
モリアオガエルは、池の上に張り出した木の枝に泡にまみれた卵を産み付けます。
「えっ!! オタマジャクシは木の上でどうするの?」
なぁに、心配はご無用です
卵から孵ったオタマは、木の枝からぽとぽと池に落ちて元気に生き延びます。
池の中に卵を産むと、他の生物に食べられてしまうリスクがあります。
なので安全な木の枝に卵を産み付けるようになったと言います。
粋なことを考えますよね~
どこのどいつがそんなこと考えだしたんでしょうね。
でもここでちょっと疑問が。。。
最初に木の上に卵を産んだ先見性のあるカエルがいたとして、確かにうまくいったとします。
しかし、オタマジャクシは、母親が木の上に産んで池に落ちて育ったという自らの出生の秘密を、
はたして覚えているのでしょうか・・・
覚えていなければ再現しませんので、元のように水の中に産むようになります。
今現在のようにそういう性質を持って生まれてくる前は、一体どうしてたんでしょうね。
それともある時突然に、木の上で卵を産む性質が、本能なのか遺伝子なのか分かりませんが、
代々子孫に受け継がれる形質として、備わるものなのか・・・
不思議です。。。
ネットで画像を検索してみていたら、何匹もが集まって一斉に卵を産むみたい。
あの一つの塊には、母親10匹分くらいの卵の集まりなんですね。
一度卵を産んでいるところを見てみたいものです
いやぁしかし、初めて見た。。。
かなりうれしいです
久しぶりにワクワクしました~