通勤で使用している自転車。
タダでもらった物ですが、一応前後サスペンション付きで、フロントはワイヤ式のディスクブレーキです
普通のママチャリよりはよく走ります。
通勤の途中の道は通学路になっていて、自動車は通行禁止。
自動車が来ないから走りやすいかというと。。。
小学生の集団登校や、中学生の横並び通行の間をすり抜けていかねばならず、かなり気を遣います。
その後、狭い歩道で会社に向かって一心に急ぐ人の横を走ります。
ゆっくり走っているつもりでも、歩行者からビックリした顔で見られることもあり、かといってすれ違うたびに極端にスピードを落とすのもツライ
子供は後ろを見たりしないので、いきなり走り出したりしますし、中学生の身振り手振りが大きくて、張り手を食らいそうになったりもします
相手に気付かせる、そのためにベルが付いてはいるのですが、これを使うと、びっくりしたり、振り返って嫌な顔をされることが多い。
「どいてどいて。自転車が通る」
どかしているみたいで、申し訳ないし、鳴らされる方も多分あまりいい気分はしないと思います。
ちなみに、三谷幸喜監督は、ポケットの中に自転車のベルを忍ばせていて、前に遅い人がいると「チリンチリン」と鳴らしてどかせるらしいです。
鳴らされた方は当然「あれ?自転車はどこ?」と言う顔をする横を、監督は平然と歩いて抜かし去るのでしょう。
まあそれはさておき、とにかく自転車のベルはあまり鳴らしたくないのです。
鳴らさずに歩行者に気付かせるにはどうしたら良いか?
歌を歌いながら、口笛を吹きながら走る。
「すみませ~ん、どいてくださーい」と正面切って言う。
「おはよう!!」と、見ず知らずの人に挨拶をする。
どれもいいのですが、なかなか朝から会う人会う人にそうやるのもけっこうしんどい。
で、気付いたのが、自転車の「キーっ!!」というブレーキ音。
フロントのディスクブレーキがキーキー鳴いてうるさくて、一生懸命鳴きを止めようとしていたのですが・・・
これが実は、かなりいいみたい!!
小学生は長く鋭く「キーッ!!」、大人は小さくかわいく「キキ」と、ブレーキするだけで、歩行者は「自転車が来る」と、身構えてくれます。
「どけどけ」的な信号ではなく、ただ単に「自転車が来たよ」と告げるブレーキの鳴き。
減速と同時に発信できて、一石二鳥です。
「鳴くブレーキ」って、商品化できそうですね。
特許取ろうかな~