屯田物語

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砂に書いたラブレター

2008年10月24日 | 


 わけもなく流れに石を抛る日は頑な吾を時々叱る         春

水辺にくるとすぐ石を投げたくなる、それは海にきてもかわりないが、
ここはどこまでも砂浜、小石のかけらも見当たらない。
「砂に書いたラブレター」というフレーズを思い出して(パット・ブーンの歌であることはあとでわかった)、
枯れ枝をひろって、砂のうえに春という字を書いてみた。

石川啄木の短歌で、

 大といふ字を百あまり砂に書き死ぬことをやめて帰り来れり

まあ、”春”はわたしの名前なので、
啄木のような大げさな意味などなにもないよ。



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6 コメント

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「金田一京助と (大阪のヒラク)
2008-10-24 22:39:30
日本語の近代」というのを見つけ、買う前に、と図書室に注文。入り、借りました。近々に読むつもりです。つまり未読です。
金田一氏は石川啄木に金を貸し踏み倒された人物としても(勿論アイヌ語の研究者者としての方が)著名ですが、それだけではないよ、がこの本(平凡社新書 2008/08/12初版)の著者 安田敏朗氏の観点らしい。
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夕景 (ばーば)
2008-10-25 00:28:14
夕景でしょうか?
このひとつ前の一羽だけの鳥、この波打ち際を群れ飛ぶ鳥、とても詩情を感じます。
私もこんな海岸を夕方に散歩すると、何かを書いてみたくなりますね。
いくらなんでも「ばーば」では夢も希望も無いから
せめて「秋」とでも改名したくなりました。
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由来 ()
2008-10-25 11:38:07
ヒラクさん、こんにちは!
金田一さんといえば、横溝正史の金田一耕助を連想します。
探偵の名前の由来は最初は菊田一夫(キクタイチ)から、
吉祥寺のいた金田一京助を思い出したとか・・
どうも、啄木さんは好きになれません。(笑)
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穏かな・・ ()
2008-10-25 11:41:15
ばーばさん、こんにちは!
海はいいですね。
とくにこれからの石狩の海は荒涼として、凄みさえ感じることもあります。
でも、この日はとても穏やかな海でした。

>「ばーば」では夢も希望も無いから・・
いえいえそんなこと御座いませんよ。
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良いテキスト (magnum-yoda)
2008-10-30 11:24:48
石川啄木の一句に
写真が上手く乗っているね!
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北の海 ()
2008-10-30 11:47:46
magnum-yodaさん、こんにちは!
ありがとうございます。
北の海、そんな雰囲気がでていればと思いました。
ただピントが甘かったですね。
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