函館の青柳町こそかなしけれ友の恋歌矢ぐるまの花
さいはての駅に下り立ち雪あかりさびしき町にあゆみ入りにき
函館や釧路の情景をうたった啄木の短歌はいろいろあるが、
旭川を詠んだ歌はない、ただ旭川で詠んだ歌はある。
それだけのことで啄木の記念碑を建てるといって、
姉(旭川東高第七期卒)のところに寄付金依頼があったそうだ。
兄(六期)やわたし(十期)には来てないので勧進元はどこか確認していない。
さて、その歌は「一握の砂」のなかに三首あった。
名のみ知りて縁もゆかりもなき土地の宿屋安けし我が家のごと
伴なりしかの代議士の口あける青き寝顔をかなしと思ひき
今夜こそ思ふ存分泣いてみむと泊りし宿屋の茶のぬるさかな
なるほど、縁もゆかりもない旭川でひねった歌であることがよくわかる。
その宿屋とは宮下8丁目にあった宮越屋旅館である。
北側のベランダからモエレ山をズームアップ
さいはての駅に下り立ち雪あかりさびしき町にあゆみ入りにき
函館や釧路の情景をうたった啄木の短歌はいろいろあるが、
旭川を詠んだ歌はない、ただ旭川で詠んだ歌はある。
それだけのことで啄木の記念碑を建てるといって、
姉(旭川東高第七期卒)のところに寄付金依頼があったそうだ。
兄(六期)やわたし(十期)には来てないので勧進元はどこか確認していない。
さて、その歌は「一握の砂」のなかに三首あった。
名のみ知りて縁もゆかりもなき土地の宿屋安けし我が家のごと
伴なりしかの代議士の口あける青き寝顔をかなしと思ひき
今夜こそ思ふ存分泣いてみむと泊りし宿屋の茶のぬるさかな
なるほど、縁もゆかりもない旭川でひねった歌であることがよくわかる。
その宿屋とは宮下8丁目にあった宮越屋旅館である。
北側のベランダからモエレ山をズームアップ
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