針外し/爺さんの独り言。役にたたない情報ばかり。

自作のスピナーベイトで今日もバスを釣るぞ!。人はそれを「G」と呼ぶ。爺さんの「G(ジー)」の意味だった。ガクン!。

次はミレディーについてだよ。

2019-01-17 04:52:28 | 三銃士の世界

久々に再び、三銃士の世界の続きです。どうしてミレディーが枢機官派になったのかと思うと、ミレディー(ルーシー・ヘイ)は本来バッキンガム公爵の愛人だったのに公爵がこともあろうにフランスの王妃アンヌドートリッシュに恋をしてしまい、それを激怒して、反バッキンガム派の枢機官に付いたのだろう。枢機官に近づく為にロシュフォール伯爵に近づいたのは言うまでもない。アンヌはスペインからの輿入れで多分バッキンガムはスペインに歴訪した時にアンヌを見染めたにちがいないね。一方の枢機官もなんとアンヌが好きだった見たいで何と歴史の裏は愛憎の坩堝だった訳だ。

 以前に「ラ フェール伯爵の覚書」等の中に、案にこういった事も記述としてあったんじゃないかと勝手な憶測をするのでありました。

 ミレディーはにアンヌ・ド・ブリュイ、シャルロット・バクソン、ミレディ―・クラリックなどの別名があり自分を貶めた者に復讐する癖があり、ダルタニアンがカレーの港でワルド伯爵い言い掛りを付けて斬り合いに持ち込んだワルド伯爵に熱を上げていたが、それに嫉妬したダルタニャンがワルド伯爵になりすまし、ミレディーを我が物にしようとする。

 その時に胸に百合の烙印(犯罪を犯した物が押された)があるのを見つけ。それを見られたミレディーが逆上する。それによってダルタニアン始め銃士、コンスタンス迄も執拗に狙うようになる。折角アトスがウィンターにミレディーを監禁するように頼んで、捕まえたのだが、フェルトンという中尉が篭絡され逃がしてしまう。ウィンター卿は亡き夫の兄(義兄)。

コンスタンス・ボナシュー夫人は修道院に匿われていたがミレディーに毒殺されてしまう(これはダルタニアンが導いた因果だけど)、それよりもミレディーはアトスの妻だった。そのアトスがベチーヌから連れて来たリルの首切り役人と、ダルタニャン達によってかつて犯した悪事を断罪された上、処刑される。この首切り役人の弟も最初の亭主だったのだ。首切り役人の弟、アトス、ウィンター伯爵の弟、コンスタンスボナシュー夫人と4人の殺害に関与していた事になる。

  

        ルーシーヘイ                       ミラ ジョボ ヴィッチのミレディー

 肖像画を見ると成る程、笑うと天使のような美貌だ。でも豹変すると、悪魔の化身となるあります。礼儀はあったようだが倫理観なんかあまりなかった時代だから、こういう人も出てくるのもしかたないのだが、「毒食らわば皿迄」のような人生だったんだろうね。
 こんな訳でミレディーは処刑されてしまいますが、まだまだ話は終わりません。とんでもない奴が残っていたんです。

コメント
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