芝公園には以前から、ペットシッター(わんこのホテルの)㈱ 子宝さん、(子宝さんと書いてしほうさんと呼びます)がワンちゃん達を連れて散歩に来られていますが、マンションの一室を借りて営業していまして、以前から多くの苦情を寄せられていました。ビルのオーナーも何人も変って、オーナーが変わる度に退室を迫られていました。
そうこうする内に年月が経ってしまって、催促は頻繁になるし、ほとほと困っていたわけです。本人も幾つもの不動産屋に問い合わせてみたものの、ワンちゃんのホテルとしての営業を認めるところは全くを以て皆無です。針外しは預けた事はありませんが、心配して、ヤキモキしていたんですが、ある時、ふと芝公園に隣接する場所でこういう営業が出来る処は倉庫群とかが多くて最近空き家となったような場所しかないと考え、三田にある、「ダスキン喜村」の木村さんとうちの母が永年の友達でしたので、電話を入れて何処か近くに空いている倉庫でもないか?。と駄目元で聞いてみると、「最近、うちで買い取ったビルがあって間借り人が7月で退去するので開くわよ」だって!。
「え、それなら、本人に電話させるので番号教えていい?。」と言うとあっさりとOK。さんざん探しても無かった物が決まる時はあっという間に決まるね。それが「天の時を得た」という事なんだろうか?。
天の時、地の利、人の和が結集した結果だ。
で、現在引っ越しも終わって、事なきを得た状態です。このビル一棟全部借り上げです。それでも以前の処よりも総合で安く借りられた由。前の処は2部屋借りて尚且つ、駐車場も借りていたので、家賃高かったんだって。
一階に車入れられて2階がわんちゃん3階が住まい4階が物置という具合ね。
しかし、聞いて見て驚いたね、この辺りのワンちゃん達、皆といって良いほど子宝さんのお世話になっているのね。だから皆からうんと感謝されたのは言うまでもない。でもね、針外しは子宝さんの恩人ではないのよ。それなら自慢話で終わっちゃう。
それはね、全くの逆で、針外しが前世で子宝さんから恩を受けたから、この現世でやっと恩返しが叶ったということなんですね。中国の古い言葉に、人から恩を受けると、「この御恩は来世で犬馬の労(けんばのろう)で報いたいと思います」という言い方をします。多分針外しは前世で子宝さんに恩義を受けていたんだろう。兎角、人間は自分本位で考えてしまうので、「人に恩を売ったとか、施した」なんて誤った考えに陥ってしまうのですなあ。全くの逆なんです。
また港区議、議長の池田こうじ君から勝手に「ドッグラン推進隊長」を押し付けられた針外しとしても、ちょっとは貢献出来たかな?。
ね、こう考えると、妙な事に縛られなくて皆、身が軽くなるというもんだね。という事で、今月6日、ささやかながら有志でお祝いをする事になりました。