『Angel's share』という言葉を知っていますか?日本語に訳すと『天使の取り分』というそうです。
ウィスキーは樽で熟成させる際に、お酒が外気呼吸します。この時に少しずつお酒(アルコール)が蒸発していくのだそうです。そして、この蒸発してしまうお酒を職人さんたちが『Angel's share(天使の取り分』と呼ぶのだそうです。
ウィスキーの量としては減ってしまうのですが、職人さんたちは、きっと笑って「天使が飲んだんだよ」と言うのでしょう。決して無駄になったとか、勿体無いとか思わないのでしょうね。むしろ天使と一緒にお酒を酌み交わした気分なのではないでしょうか。
僕の今までの出会いにも別れにも無駄なものはなく、僕というお酒を熟成させていく過程で必要なものだと思います。いつか美味しいお酒になりたいなぁ。