浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

窓口の人

2005年10月27日 | スポーツ

今日は、関東にあるJリーグチームのスカウトの人と話をする機会を得ました。きっかけは僕が指導に関わっているクラブチームから、そのチームの下部組織(ユース<18歳以下>)へ加わることになった中学生がいて、その子のことで挨拶に来られたのです。

食事をしながら、色々な話を聞かせて頂きましたが、とても楽しく、僕自身のためにもなりました。因島という田舎の島から関東までは遠く、期待よりも不安の方が大きいというのが、正直な気持ちでした(もちろん僕なんかより親御さんの方が感じているでしょうが・・・)。でもそのスカウトの人と話をしていると、少しずつ不安が薄らいでいく感じがしました。

それは何より、そのスカウトの人が人間的に素晴らしい方で、誠実だと感じたからです。ちゃんと考えて話をしているし、考え方もしっかりしている。自分の属しているチームの良い点も悪い点も理解しようとしている。そして、選手にとって(人間として)大切なことを最初に考える習慣がついている。

これは実は凄く大切なことなのですが、プロの指導者は結果を求められるから個人よりも組織に目がいきがちなのです。プロのスカウトで、その個人の人間性を考えてくれるのは非常に有難いです。

スカウトという窓口の仕事は、選手・家族にとって、クラブの印象を決めるものですから、とても大切です。そのスカウトが素晴らしい人だったので、きっと大丈夫でしょう。遠く離れていく選手を精一杯応援したいと思います。