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浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

窓口の人

2005年10月27日 | スポーツ

今日は、関東にあるJリーグチームのスカウトの人と話をする機会を得ました。きっかけは僕が指導に関わっているクラブチームから、そのチームの下部組織(ユース<18歳以下>)へ加わることになった中学生がいて、その子のことで挨拶に来られたのです。

食事をしながら、色々な話を聞かせて頂きましたが、とても楽しく、僕自身のためにもなりました。因島という田舎の島から関東までは遠く、期待よりも不安の方が大きいというのが、正直な気持ちでした(もちろん僕なんかより親御さんの方が感じているでしょうが・・・)。でもそのスカウトの人と話をしていると、少しずつ不安が薄らいでいく感じがしました。

それは何より、そのスカウトの人が人間的に素晴らしい方で、誠実だと感じたからです。ちゃんと考えて話をしているし、考え方もしっかりしている。自分の属しているチームの良い点も悪い点も理解しようとしている。そして、選手にとって(人間として)大切なことを最初に考える習慣がついている。

これは実は凄く大切なことなのですが、プロの指導者は結果を求められるから個人よりも組織に目がいきがちなのです。プロのスカウトで、その個人の人間性を考えてくれるのは非常に有難いです。

スカウトという窓口の仕事は、選手・家族にとって、クラブの印象を決めるものですから、とても大切です。そのスカウトが素晴らしい人だったので、きっと大丈夫でしょう。遠く離れていく選手を精一杯応援したいと思います。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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先日読んだ雑誌「SPORTIVA」だったかな…に、サンフ... (N2)
2005-10-28 09:59:38
先日読んだ雑誌「SPORTIVA」だったかな…に、サンフレのアドバイザー今西さんのインタビューが載っていたけれど、これは非常に「ええ話」でした。ちょっと感動しました。「スポーツ選手である前に一人の社会人たれ」という方針で、例えプロとして成功できなかった選手でも、今西さんが日本中を回って就職先を世話しているそうです。だからサンフレはローカル貧乏球団でありながら、良い人材が集まってくる…と。サッカーに限らず、指導者にはスポーツの精神や技術だけじゃなく、人としての生き方なども指導してもらえるような環境を作って欲しいですね。その点、ドラフトがらみで金にまみれている一部アマチュア球界の指導者には、とてもじゃないがまともな生徒は育てられないような気がするね。
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>N2さんへ (hamatoko)
2005-10-28 13:20:49
>N2さんへ
スポーツクラブ(球団)の魅力は、そのチームの強さだけではないですね。その組織の体制、関わっている人間たちの人間性、方向性など、ハード面とともにソフト面が非常に重要だと思います。
サンフレッチェの素晴らしさはそんなところからも感じられますね。
野球界は大きなお金が動くので、その辺りが難しいですね。
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