浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

大人への儀式

2005年10月25日 | 日常

別に「大人への儀式」と言ったところで、大したものではありません。こう書くと厭らしい響きがしますね(笑)たしかに人によっては、異性と抱き合うことが大人への儀式だという人がいるかもしれません。

ただ、大きな意味で儀式というモノを考えると、現代では大人への儀式としては「成人式」が一般的でしょう。20歳になれば、皆大人と考えられます。昔で言えば「元服」でしょうか。その日を境に一人の人間として責任を負うことになります。

しかし、今回僕が思うのは、もっと単純で個人的なものです。例えば、タバコを吸うといった行為が大人への第一歩だった人もいれば、それがお酒を飲むことだった人もいるでしょう。そういうことなのです。

これは人それぞれ誰もが経験しているのではないでしょうか。その行為によって、今までの生活スタイルが変化していくことは成長の段階では必ず起こりうることに違いないのですから。

僕の場合の大人への儀式は、「髭剃り」でした。家に置いてあった父親のT字剃刀で髭を剃ったのが、今になって思えば大人への第一歩だったのでしょう。人にとっての変化とは日常に転がっているのだと気付きます。

ただ髭剃りをしなくても平気だったあの頃が懐かしいなぁと思う今日この頃です。