らんかみち

童話から老話まで

穴の開いた靴下にサンタさんを想う

2007年12月25日 | 酒、食
 やっぱりサンタさんはぼくの所には来てくれませんでした。酒ばっかり飲んでよい子にしていなかったぼくが悪いのだから仕方ないけど、やっぱり少しショックでした。
 
 年甲斐もなく欲深いやつとサンタさんに思われたくないので、冷え性対策に部屋で履く毛糸で編んだ靴下を一つだけ枕元に置いてたんですが、朝になって良く見たら穴が開いてました。これではサンタさんがプレゼントを入れてくれたって、こぼれてしまうはずです。
 
 東京では毎週のように宇宙怪獣が暴れてビルを破壊し、ウルトラマンが救ってくれている、と思っていたような子どもだったので、1年に1日だけサンタさんが現れたって何の不思議があるでしょうか。今でもそのポリシーは変わっておらんのです。
 
 でもよく考えたら、サンタさんは一足先に来ていたのです。先日いただいたミード(蜂蜜酒)がそのプレゼントではありませんか。イブの夜はそれを飲んで寝たんだから、靴下の穴からこぼれたのではありませんね。
 
 それでミードの味はというと、蜂蜜の香りがするんです。蜂蜜酒だから当たり前だと思うでしょうが、日本酒と炊き立てのお米では全く香りが異なっているのと同じで、蜂蜜を酵母で醸したら蜂蜜の香りなんてしなくなるんです。
 
 現にこの10日ほどミードの醗酵する部屋にいるんですが、蜂蜜とは思えない香りがします。それが、未だに終わらないのはどうしてでしょうか。まさか醗酵ではなく、腐敗が進んでいる……?

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