らんかみち

童話から老話まで

人は身構えていないときに遭難する

2013年08月26日 | 暮らしの落とし穴
 婚活に来て死ぬなんて! 水上バイクとプレジャーボートの衝突事故があった大崎上島というのは広島県だけど、うちの島からそう遠くはない。独特の文化が育まれた島で、ちょっと検索すれば面白い歴史を知ることが出来るだろう。
 警視庁の白バイ乗りだった女の子が移り住んで弾けているブログとかもヒットする。彼女、とある集会のパネリストとして参加していたけど、おじさん連中にえらいモテていたのを覚えている。

 あの島は船でしか行けないけどエネルギッシュでアグレッシブな若者が多いと聞く。一度だけ行ったことがあるけど、子どもたちが櫂伝馬の練習をしているところに遭遇した。立派な祭りができるなんてうらやましいなと思ったけど、婚活イベントをするってことは嫁不足ってことか。

 どんな婚活イベントだったのか詳しくは知らないけど、うちの島でも瀬戸内海という資源を活かして人を集める企画がある。皆さん盛り上がっているけど、やめておけばといいたい。
 穏やかな瀬戸内海といっても、ベテラン漁師が遭難して無人の船だけが走っているのは1年のうちに何度もある。海を現場にしたイベントもいいが、素人が簡単に手を出せるもんじゃないだろう。

 夏の海は楽しいけど、ぼくも死にそうになったことがある。台風一過のウィンドサーフィンでじゃなく、人の多いビーチで死にそうになった。人は身構えていないときに、あっけなく遭難してしまう。そういうもののようだ。