らんかみち

童話から老話まで

費用対効果よりも、温暖化ガスを排出したくないから

2013年08月07日 | 暮らしの落とし穴
 太陽熱温水器を修理できないものかと屋根に登った。業者さんに屋根に登ってもらってだめ出しをされたのだから、今更ぼくが修理をするってのは無理だと思うし、業者さんにしてみたら、「じゃあオレの診断が信用できないというのか!」ってことになる。諸々のことを秤にかけてもなお、自分の目で確かめたかった。

 そもそも屋根に登ることが危険を伴うのは承知している。どこからどうやって登ったらいいのかシミュレーションをしてから登ったけど、瓦を壊さないかと心配しながらの動作はぎこちなくなってしまう。ていうか、屋根に登るには太りすぎなんだ!

 水漏れしている箇所はすぐに分かったし、ばらして修理しようとしたけど、瓦屋根が灼熱している。朝の8時過ぎだというのに、温水器のステンレス筐体は触れないほどに熱い。初心を完遂しようとはしたけど、汗が噴き出して目の前が見えなくなり断念した。真夏の屋根で修理なんて自殺行為だ!
 
 業者さんに行って万歳した旨を伝えたら、早朝か夕方にやらないと不可能ですよ、だって。やっぱそうなんだ、真夏の屋根の上で素人がトライするには壁が高すぎる。難しい作業ではないと思うのに、ノウハウがあるんだねぇ。

 いま悩んでいるのは、太陽熱温水器を付け替えるメリットがあるかどうかだ。プロパンガスを燃やして風呂を焚くことを考えたら、温暖化ガスを排出しない意味はあるが、費用対効果はどうなんだ。
 あぁしかし、化石燃料を燃やすのって、ちょっと罪の意識を感じるよな。太陽の力を借りるってのなら、だれからも後ろ指は指されんよな。費用対効果なんかより、やっぱこっちだ!