らんかみち

童話から老話まで

残されたぼくたちは、どうすりゃいいんだ

2013年08月23日 | 暮らしの落とし穴
 めっちゃ忙しいってわけじゃないのに、ストレス性の通風らしき症状が……。普通の通風ってのは克服したつもりでいたけど、ストレス性の通風というのはコントロールが難しい。

 亡くなった叔母の遺骨だけど、行き場所がない。今はお寺に預かってもらっているけど、49日が過ぎたらどうすりゃ良いんだ。
 叔母夫婦には子どもがいないから、もし新しく墓を建てるとして、だれが祀るのかという問題がある。
 おいちゃんの側の墓に入るのが慣わしだろうって言われるけど、それが出来ないので苦しんでいるんだ! 

 人が生きているうちは個人の胸の内に秘められていた歴史、言い換えれば「蟠り」とか「恨み」とかの感情に裏打ちされた歴史は「世間体」というビロードに彩られている。
 それがいったん死んでしまったら、遺族の生々しい感情が炙り出されてくるというか、秘めていた負の感情が溢れてくる。
「あっちの墓に入りとうはなかろが!」という感情は尊重してあげたいよね、でも残されたぼくたちが、どうしたものかと苦しんでいる。