苧坂恒治(うさか・こうじ)さんは1956年香川県観音寺市生まれ。法政大を中退して陶芸の道に進み、栃木県益子地方で活動していたそうですが、97年に函館に窯を構えています。
年譜を見るかぎり、道内での発表はごく少ないようです。1999年に江別市セラミックアートセンターのグループ展「土のかたちII」と、2003年の三越での個展をのぞけば、発表はほとんど道外でなされているようです。
会場に入って、あまりの個性的な文様にびっくり。
豪華絢爛な赤絵です。
小さな朱色の渦巻き模様が、器の外側をどこまでも埋め尽くしていきます。
ところどころに、朱の太い筆がさっと走り、その上に青や緑のあざやかな点が4つずつくらい打たれています。
さらに、作品によっては金色などが塗られ、豪華さが際立ちます。
思うのですが、この朱の渦巻き模様は、意外と刺身や煮付けなどと相性がいいのではないかと。
一見、派手なのですが、食材を引き立てるのではないかという気がします。
会場には、食器のほか、茶器、花入れ、壺などがならび、チェス盤までがあります。
文様だけではなく、形状も個性的で、「角型花器」は、漢字の「月」の最上辺を省略したようなかたち。「大皿」は、太く短い脚が何本もついています。
どこまでもじぶんをつよく主張しながらも、調和を失わない、ふしぎな魅力のあるうつわだと思いました。
07年5月22日(火)-28日(月)10:00-20:00(日曜-19:30、最終日-17:00)
三越札幌店(中央区南1西3)
□こちらに作品写真があります http://mshop.cool.ne.jp/usaka.html
年譜を見るかぎり、道内での発表はごく少ないようです。1999年に江別市セラミックアートセンターのグループ展「土のかたちII」と、2003年の三越での個展をのぞけば、発表はほとんど道外でなされているようです。
会場に入って、あまりの個性的な文様にびっくり。
豪華絢爛な赤絵です。
小さな朱色の渦巻き模様が、器の外側をどこまでも埋め尽くしていきます。
ところどころに、朱の太い筆がさっと走り、その上に青や緑のあざやかな点が4つずつくらい打たれています。
さらに、作品によっては金色などが塗られ、豪華さが際立ちます。
思うのですが、この朱の渦巻き模様は、意外と刺身や煮付けなどと相性がいいのではないかと。
一見、派手なのですが、食材を引き立てるのではないかという気がします。
会場には、食器のほか、茶器、花入れ、壺などがならび、チェス盤までがあります。
文様だけではなく、形状も個性的で、「角型花器」は、漢字の「月」の最上辺を省略したようなかたち。「大皿」は、太く短い脚が何本もついています。
どこまでもじぶんをつよく主張しながらも、調和を失わない、ふしぎな魅力のあるうつわだと思いました。
07年5月22日(火)-28日(月)10:00-20:00(日曜-19:30、最終日-17:00)
三越札幌店(中央区南1西3)
□こちらに作品写真があります http://mshop.cool.ne.jp/usaka.html