
小林令明さん、という名を聞いて思い出すのは、南大通西12のビルの前にある金属の彫刻である。
まるで風を固定化したかのように、ゆるやかにたわんだ板が斜めにとりつけられている。
底部に「Reimei」というサインがあるので、彼の作品とわかるものの、作者名・作品名などの表示がないので、野外彫刻と気づかない人もいるかもしれない。
会場でお会いした奥様も、通りかかるたびにあいさつをする-と話しておられた。
故人がそこに生きている-という感じがするのだろうか。
もうひとつ思い出すのは、晩年、十勝の美術公募団体「平原社」と、韓国の美術団体との提携の橋渡し役を務めたことである(末尾のリンクを参照)。
ただし、略歴を見ても、1990年代までの業績がほとんどで、21世紀を迎えてからのことは書かれていない。
だから、筆者はギャラリーなどで作品を拝見した記憶があまりないのだ。

今回の作品は、着彩した太い針金をさまざまに折り曲げて、ひとつの空間をつくっている、壁掛け型のものが大半だ。
旧来の彫刻は、量塊性が重要なポイントであったと思う。そこに、線による空間の把握という新しいありかたをもたらしてきたのが、宮脇愛子の「うつろひ」だったのではないか(札幌の芸術の森野外美術館にも作品あり)。
小林さんの方法論にも、似た問題意識を感じるのだが。
会場にあったファイルの最終ページに、長野県のホテルのメモ用紙につづった走り書きがあった。
略歴は「シリウス通信」を参照してください。
2009年9月24日(木)~10月13日(火)正午-午後12時(日曜・祝日 ~午後9時)、水曜休み、10月6日(火)は臨時休業
CAFE ESQUISSE(カフェ エスキス。中央区北1西23 メゾンドブーケ円山 地図D)
□山里稔の世界 http://yama3blog.exblog.jp/9082030/
■平原社が韓国の美術団体と提携
まるで風を固定化したかのように、ゆるやかにたわんだ板が斜めにとりつけられている。
底部に「Reimei」というサインがあるので、彼の作品とわかるものの、作者名・作品名などの表示がないので、野外彫刻と気づかない人もいるかもしれない。
会場でお会いした奥様も、通りかかるたびにあいさつをする-と話しておられた。
故人がそこに生きている-という感じがするのだろうか。
もうひとつ思い出すのは、晩年、十勝の美術公募団体「平原社」と、韓国の美術団体との提携の橋渡し役を務めたことである(末尾のリンクを参照)。
ただし、略歴を見ても、1990年代までの業績がほとんどで、21世紀を迎えてからのことは書かれていない。
だから、筆者はギャラリーなどで作品を拝見した記憶があまりないのだ。

今回の作品は、着彩した太い針金をさまざまに折り曲げて、ひとつの空間をつくっている、壁掛け型のものが大半だ。
旧来の彫刻は、量塊性が重要なポイントであったと思う。そこに、線による空間の把握という新しいありかたをもたらしてきたのが、宮脇愛子の「うつろひ」だったのではないか(札幌の芸術の森野外美術館にも作品あり)。
小林さんの方法論にも、似た問題意識を感じるのだが。
会場にあったファイルの最終ページに、長野県のホテルのメモ用紙につづった走り書きがあった。
バウハウスの構成主義の後
何の造形主義運動を主体化していったらよいのか?
人間の生ざま(原文ママ)の中から新しい発露を見付け出さなくてはならない。
人間の生命の発露からのうなずけるかたちの方向性を持たないと
単なるデザイン遊びとなってしまう。
78 10.26
略歴は「シリウス通信」を参照してください。
2009年9月24日(木)~10月13日(火)正午-午後12時(日曜・祝日 ~午後9時)、水曜休み、10月6日(火)は臨時休業
CAFE ESQUISSE(カフェ エスキス。中央区北1西23 メゾンドブーケ円山 地図D)
□山里稔の世界 http://yama3blog.exblog.jp/9082030/
■平原社が韓国の美術団体と提携