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北海道美術ネット別館

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■小林令明作品展 (10月13日で終了)

2009年10月19日 00時23分04秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 小林令明さん、という名を聞いて思い出すのは、南大通西12のビルの前にある金属の彫刻である。
 まるで風を固定化したかのように、ゆるやかにたわんだ板が斜めにとりつけられている。
 底部に「Reimei」というサインがあるので、彼の作品とわかるものの、作者名・作品名などの表示がないので、野外彫刻と気づかない人もいるかもしれない。

 会場でお会いした奥様も、通りかかるたびにあいさつをする-と話しておられた。
 故人がそこに生きている-という感じがするのだろうか。

 もうひとつ思い出すのは、晩年、十勝の美術公募団体「平原社」と、韓国の美術団体との提携の橋渡し役を務めたことである(末尾のリンクを参照)。

 ただし、略歴を見ても、1990年代までの業績がほとんどで、21世紀を迎えてからのことは書かれていない。
 だから、筆者はギャラリーなどで作品を拝見した記憶があまりないのだ。




 今回の作品は、着彩した太い針金をさまざまに折り曲げて、ひとつの空間をつくっている、壁掛け型のものが大半だ。

 旧来の彫刻は、量塊性が重要なポイントであったと思う。そこに、線による空間の把握という新しいありかたをもたらしてきたのが、宮脇愛子の「うつろひ」だったのではないか(札幌の芸術の森野外美術館にも作品あり)。
 小林さんの方法論にも、似た問題意識を感じるのだが。

 会場にあったファイルの最終ページに、長野県のホテルのメモ用紙につづった走り書きがあった。

バウハウスの構成主義の後
何の造形主義運動を主体化していったらよいのか?
人間の生ざま(原文ママ)の中から新しい発露を見付け出さなくてはならない。
人間の生命の発露からのうなずけるかたちの方向性を持たないと
単なるデザイン遊びとなってしまう。
      78 10.26


 
 略歴は「シリウス通信」を参照してください。


2009年9月24日(木)~10月13日(火)正午-午後12時(日曜・祝日 ~午後9時)、水曜休み、10月6日(火)は臨時休業
CAFE ESQUISSE(カフェ エスキス。中央区北1西23 メゾンドブーケ円山 地図D

□山里稔の世界 http://yama3blog.exblog.jp/9082030/

平原社が韓国の美術団体と提携


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