
(承前)
C/C HARVEST MARATHON LIVE VOL.5を見るのは初めて。
アートマンギャラリーはけっして広いスペースとはいえないので、大勢が入りきれるのだろうかと心配していたが、けっこう出入りが多く、満員札止めとまではいかないで済んでいた。
筆者が見たのは、杉山雄一、草舞弦、ラウフェン、かねあい、(株)近未来美術研究所、Meltyarnの6組。
なお、筆者は見ることができなかったのだが、このblogでもおなじみの藤谷康晴さんがライブドローイングでエントリしていたようだ。
これで藤谷さんは年12回の個展orライブドローイングを達成できる(あと1回は今月30日!)ことになる。
杉山さんは豊かな声量で、ギター1本でもじゅうぶんにロックしていた。
草舞弦は、三味線と日本舞踊の男女2人組。三味線ソロもまたロックしていた。
ラウフェンは女性ボーカル、ギター、リズムのドリカム編成(←用語が古い)。「春に」「孔雀」といった曲は、伸びやかなポップで、楽しく聞けた。ボーカルの子も歌うのがほんとうに好きそうな感じ。「孔雀」のギターの奏法はおもしろい。初めて見た。
かねあいは、かつて「札幌ハニー」にいた女性と、男性による2人組。事前に手づくりのフリーペーパーを配布するのがユニーク。マイクの音量バランスがいまひとつで、苦労していたが、最後の曲のファルセットのコーラスはきれいだった。
お目当てのキンビこと近未来美術研究所は、新ネタのパフォーマンスを披露。
ネタバレになるので詳細を書くのを控えるが、「食の安全」をめぐるニュースの相次いだ2007年の締めくくりを飾るのにふさわしい傑作パフォーマンスだった。
ファストフードをめぐる現代アートでは、中村政人の作品が有名だが、筆者は、実物を見ていないけれど、あれがそんなに良い作品だとは思えない。
ファストフードを題材にしたアートでは、2002年の伊藤隆介「Realistic Virtuality」と、今回のキンビが双璧だ。
つづく若手のアート集団meltyarnは、パフォーマンスを見るのは初めて。
白い服を着た若い女性2人のうち、1人はケーキをひたすら食べ、もう1人が食べている最中の女性の服や肌にボディペインティングを施し、ふたりは適宜入れ替わる-という内容の行為を、延々とくりかえした。もうちょっと盛り上げがあるのかと、漠然と予想していたが、意外とクールな感じ。BGMはあったけど、せりふはないし。
しかし、考えようによっては、食べるという行為もどこかエロティックで、人間の欲望の根源である。
さて、プログラムがおしまくっており、meltyarnが終わった時点で零時過ぎ。
もしや-と思って、東豊線「豊水すすきの駅」まで全力疾走したが、終電に間に合わず。ああ。
(この項つづく)
(12月11日、画像を追加しました)
C/C HARVEST MARATHON LIVE VOL.5を見るのは初めて。
アートマンギャラリーはけっして広いスペースとはいえないので、大勢が入りきれるのだろうかと心配していたが、けっこう出入りが多く、満員札止めとまではいかないで済んでいた。
筆者が見たのは、杉山雄一、草舞弦、ラウフェン、かねあい、(株)近未来美術研究所、Meltyarnの6組。
なお、筆者は見ることができなかったのだが、このblogでもおなじみの藤谷康晴さんがライブドローイングでエントリしていたようだ。
これで藤谷さんは年12回の個展orライブドローイングを達成できる(あと1回は今月30日!)ことになる。
杉山さんは豊かな声量で、ギター1本でもじゅうぶんにロックしていた。
草舞弦は、三味線と日本舞踊の男女2人組。三味線ソロもまたロックしていた。
ラウフェンは女性ボーカル、ギター、リズムのドリカム編成(←用語が古い)。「春に」「孔雀」といった曲は、伸びやかなポップで、楽しく聞けた。ボーカルの子も歌うのがほんとうに好きそうな感じ。「孔雀」のギターの奏法はおもしろい。初めて見た。
かねあいは、かつて「札幌ハニー」にいた女性と、男性による2人組。事前に手づくりのフリーペーパーを配布するのがユニーク。マイクの音量バランスがいまひとつで、苦労していたが、最後の曲のファルセットのコーラスはきれいだった。
お目当てのキンビこと近未来美術研究所は、新ネタのパフォーマンスを披露。
ネタバレになるので詳細を書くのを控えるが、「食の安全」をめぐるニュースの相次いだ2007年の締めくくりを飾るのにふさわしい傑作パフォーマンスだった。
ファストフードをめぐる現代アートでは、中村政人の作品が有名だが、筆者は、実物を見ていないけれど、あれがそんなに良い作品だとは思えない。
ファストフードを題材にしたアートでは、2002年の伊藤隆介「Realistic Virtuality」と、今回のキンビが双璧だ。
つづく若手のアート集団meltyarnは、パフォーマンスを見るのは初めて。
白い服を着た若い女性2人のうち、1人はケーキをひたすら食べ、もう1人が食べている最中の女性の服や肌にボディペインティングを施し、ふたりは適宜入れ替わる-という内容の行為を、延々とくりかえした。もうちょっと盛り上げがあるのかと、漠然と予想していたが、意外とクールな感じ。BGMはあったけど、せりふはないし。
しかし、考えようによっては、食べるという行為もどこかエロティックで、人間の欲望の根源である。
さて、プログラムがおしまくっており、meltyarnが終わった時点で零時過ぎ。
もしや-と思って、東豊線「豊水すすきの駅」まで全力疾走したが、終電に間に合わず。ああ。
(この項つづく)
(12月11日、画像を追加しました)
カナイさんはカナイさんで、このように音楽活動していたんですね。
俺も頑張ろう(何を?)。
かねあいの音楽も、なんとも分類しがたい妙なものでした。
わたじゅんさんは、ドラムがんばってくださいな。
偶然見つけました。
アートマンいらしていたのですね!?
札幌ハニーをご存じで?凄い縁といいますか…。
確かに音響グチャグチャでしたが楽しみました。
かねあいはアートとの融合を目指していますので、いいイベントなどありましたらお気軽にご紹介ください。
またどこかで。
取り急ぎ失礼します。
○かねあいホームページ
http://www4.plala.or.jp/kaneai/
○かねあい試聴
http://www.myspace.com/kaneai
「かねあい」って、ジャンルわけがむつかしい、個性的な音楽を演奏しますよね。
最初はちょっとびっくりしました。
また機会があればよろしくおねがいします。