
札幌の川上直樹さんは、若いころから絵筆をとる時期と休む時期をくりかえしていたそうですが、3年前に一念発起してふたたびキャンバスに向かう日々が続いているそうです。今回の個展では、師匠の木嶋良治さんの影響が強い風景画から、それを脱して独自色を出しつつある作品まで、30号-サムホールの油彩36点を展示しています。
最初に掲げた写真のうち、手前は、富良野に取材した「冬の丘」です。

とりわけ、紋別の冬の海岸や、小樽運河に取材した作品で、余計な要素をぎりぎりまで省いたシンプルな構図や、白や水色を重ねた色調がかもしだす静けさなど、師匠の影響は明らかです。下地に朱色を塗ってアクセントにする手法なども取り入れています。
一方で、近景にカシワ林を配し、遠く手稲連峰を描いた一連の作品などは、茶系の置き方などに独自色を見せています。
「いらないものをそぎ落とすといっても、うそをかくわけにはいかないし、ころあいがむずかしいですよ」
と川上さんは話しておいででした。
このほか、題材は、札幌の知事公館や、積丹、新冠、ノートルダム寺院にまでおよんでいます。
「ローラーを使ったり、試行錯誤です」
筆は丁寧で、画面の隅々にまで神経を行き届かせているさまが、つたわってきます。
3月7日(火)-12日(日)、10:00-18:00
スカイホール(中央区南1西3、大丸藤井セントラル7階 地図B)
□作者のブログ
最初に掲げた写真のうち、手前は、富良野に取材した「冬の丘」です。

とりわけ、紋別の冬の海岸や、小樽運河に取材した作品で、余計な要素をぎりぎりまで省いたシンプルな構図や、白や水色を重ねた色調がかもしだす静けさなど、師匠の影響は明らかです。下地に朱色を塗ってアクセントにする手法なども取り入れています。
一方で、近景にカシワ林を配し、遠く手稲連峰を描いた一連の作品などは、茶系の置き方などに独自色を見せています。
「いらないものをそぎ落とすといっても、うそをかくわけにはいかないし、ころあいがむずかしいですよ」
と川上さんは話しておいででした。
このほか、題材は、札幌の知事公館や、積丹、新冠、ノートルダム寺院にまでおよんでいます。
「ローラーを使ったり、試行錯誤です」
筆は丁寧で、画面の隅々にまで神経を行き届かせているさまが、つたわってきます。
3月7日(火)-12日(日)、10:00-18:00
スカイホール(中央区南1西3、大丸藤井セントラル7階 地図B)
□作者のブログ