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北海道美術ネット別館

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2024年11月22日、久々の二けた

2024年11月24日 15時13分19秒 | つれづれ日録
 22日は6日ぶりに札幌市内でのギャラリー巡り。
 平日(金曜)なので、地下鉄東豊線の福住駅で「1day きっぷ」を買いました。

 1)茶廊法邑 さ ろうほうむら「50th 綾子のすべて」展
 
 道展日本画部会員のさとう綾子さん(札幌)が、子育ていち段落&生誕50年という区切りで、法邑の全区画を用いて開いた個展。小学2年生のときの水彩から、中高生のときの油彩、北海道教育大から現在までの日本画など、あわせて約100点で、これまでの歩みを振り返っていました。
 24日まで。別項で。

 2)らいらっく・ぎゃらりい名畑文草 な はた ふ う EXHIBITION ことばのまえの
 ドローイングなど。12月2日まで。

 3)さいとうギャラリー。佐藤直弥・さとうえみこ二人展
 さとうさんの抽象絵画が良かったです。
 「children's comer」など、白っぽい色の絵の具を薄く何層にも塗り重ね、厚みや重みはないのに奥行き感豊かな空間をつくりだしていました。
 英文をちょこちょこと片隅にかきいれていますが、高橋靖子さんのような、行為の集積を見せる作品とは違うし、微妙な気配の感覚は上野憲男さんに通じるものがありますが、色合いなどは全く異なります。むしろ、長岐和彦さんに共通するのかもしれませんが、カリグラフィ的な感じもありません。とにかく薄塗りによる空間の作り方に感服しました。
 佐藤直弥さんは蜜蠟という素材で犬や女の子の立体を作っています。
 24日まで。

 4)大丸藤井セントラル・スカイホール。第34回春陽会道作家展(絵画部)
 8人が大作を1、2点ずつ。24日まで。
 会場で新道展のベテランKさんにお会いし、来年、グループ環が25周年を迎えるという話をお聞きしました。

 5)ギャラリー大通美術館。
 アンティーク展などいろいろ開かれていましたが、見たのは「絵画5人展」のみ。

 6)ビストロカフェ+ギャラリー・オマージュ。秋の風色6人展


 飯田順子/陶工房白うさぎ : 陶器、陶雑貨
 JAM(竹内榮里):シルバージュエリー
 やまうちゆうか:イラスト
 ゴトウマキエ:イラスト
 shikunu ;イラスト
 いさち :絵画、立体

 すみません、上の名簿はオマージュのサイトからコピペしました。
 札幌ドームでのモノヴィレは終わったばかりですが、「ものづくり系」小品展示即売会です。イラストが多め。

 会場に飯田さんがいらしたので
「あれっ、忙しすぎるので、運営などは後輩に任せて、土日しか在廊しないはずなのでは」
と思っていたら、メンバーが体調を崩して、毎日ギャラリーに来ているそうです。
 名画のパロディの皿や陶板をちょくちょく作る飯田さん、今回はトゥールーズ=ロートレックの踊り子たちが猫になっている作品などをだしました。クリムトも作り直したとのこと。

 2枚めの画像はいさちさん。
 壁に掛かっている作品は、額やマットの部分がずいぶんと凝っています。
 25日まで。


 7)富士フイルムフォトサロン札幌。富士フイルムフォトサロン若手写真家応援プロジェクト【写真家たちの新しい物語】茂野優太写真展「THE SOUTHERN LIMIT of DRIFT ICE」流氷がやってくる最南端の海
 
 申し訳ないとは思うのですが、この会場に足を運ぶのはじつに3ケ月ぶりです。
 個展や、狙いの明確なグループ展なら見たいのですが、ここしばらくの間は、昔からあるサークルの展示や、コンテストの入賞作品展が続いて、すっかり足が遠のいていました。

 今回は、知床・ウトロに滞在して冬の海に潜り撮影している、静岡県拠点の若手の個展。
 流氷の下はこんなふうになっているんだ! という驚きと、光が織りなす美しさ、そして科学的な目がある、見ごたえある写真展でした。
 27日まで。


 長くなってきたので、次項に続きます


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