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北海道美術ネット別館

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松尾ほなみ「うんま」(訓子府) 寒い連休(25)

2021年06月16日 08時17分10秒 | 街角と道端のアート
(承前)

 訓子府町レクリエーション公園の続きです。

 同町が武蔵野美大とのコラボで取り組んでいる「くんねっぷアートタウン・プロジェクト」の一環。
 同大の若手教員松尾ほなみさんが訓子府に滞在して制作したのは、前項の李旭・細井えみかコンビの前年、2018年です。





 農機具よりも前の時代、北海道の農家には欠かせない存在だった農耕馬がテーマの、わかりやすい石彫です。
 ドサンコなので、サラブレッドのようなさっそうとしたスタイルではなく、カバのようにどっしりとしています。

 もちろん、実際の馬は脚がもうすこし細いでしょうし、両目のついている位置もこんな正面ではありませんが、リアリティが主眼の彫刻ではないのでオッケーでしょう。

 「関係空間」のほうを向いて、草をはんでいるような向きに設置されています。

 同年8月8日の北海道新聞北見版によると

(前略) 今回は町が、開拓期に農作業で使われた農耕馬の石像づくりを同大に要請。彫刻家としても活躍する松尾さんに大学側が依頼した。

 松尾さんは埴輪はに わ に似た馬のデザインを考案し同日、町東町の久島工業ガソリンスタンド横で作業を始めた。使用するのは札幌市南区が主産地の札幌軟石で、縦90センチ、横70センチ、奥行き160センチの石材に早速、図案を描いた。完成後は子どもが乗って遊べるようにするといい、「町民の方を引きつける作品にしたい」と意気込む。(以下略)


□松尾ほなみ https://www.honamimatsuo.com/




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