まず、アップがおくれたことをおわびします。
道彩展というと、どうしてもフォーブ調の荒いタッチの絵というイメージがあるのですが、今回はそれほど感じませんでした。
おそらく、並べ方の妙で、A室にいわゆる「道彩展調」でない作品がわりあいに多かったからではないかと思います。
筆者のお気に入りは、今回も栗山巽さん。
「宙-2008」という絵ですが、群青をメーンとした深みのある世界が、広大な宇宙を感じさせます。
川本エミ子さんは、ここ数年、抽象的な作風に接近していたという印象があるのですが、今回の「魚のある静物」は比較的オーソドックスなタッチで、卓上の魚類や食器などを描いています。
合田早苗江さん「風のとおりみち」。
ようするにモネの「睡蓮」だという気はしますが、青緑色の色面は見ていて鎮静効果があるかのようにおちつきます。
中田やよひさん「猫」。
モティーフそのものだけでなく、周囲の空気感をも描こうとする中田さん。基調をなす灰色にピンクがまじっているのが特徴でしょうか。
工藤路子さん「entrance」。
アーチのむこうの格子戸のようなものを描いていますが、はっきりとはわかりません。シンプルでうつくしい構図だと想います。
大橋頼子さん「豊貴花」。
写実的ですがボタニカルアートではない。ふしぎな存在感のある花です。
指導者的立場の八木保次さん「黒の風景」。
熱い抽象はこれまでと同様ですが、いつになく寒色が後退して黒い部分の多いのが目につきました。
08年1月28日-2月2日(土) 10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)
■2007年(画像なし)
■第26回道彩展(画像なし)
道彩展というと、どうしてもフォーブ調の荒いタッチの絵というイメージがあるのですが、今回はそれほど感じませんでした。
おそらく、並べ方の妙で、A室にいわゆる「道彩展調」でない作品がわりあいに多かったからではないかと思います。
筆者のお気に入りは、今回も栗山巽さん。
「宙-2008」という絵ですが、群青をメーンとした深みのある世界が、広大な宇宙を感じさせます。
川本エミ子さんは、ここ数年、抽象的な作風に接近していたという印象があるのですが、今回の「魚のある静物」は比較的オーソドックスなタッチで、卓上の魚類や食器などを描いています。
合田早苗江さん「風のとおりみち」。
ようするにモネの「睡蓮」だという気はしますが、青緑色の色面は見ていて鎮静効果があるかのようにおちつきます。
中田やよひさん「猫」。
モティーフそのものだけでなく、周囲の空気感をも描こうとする中田さん。基調をなす灰色にピンクがまじっているのが特徴でしょうか。
工藤路子さん「entrance」。
アーチのむこうの格子戸のようなものを描いていますが、はっきりとはわかりません。シンプルでうつくしい構図だと想います。
大橋頼子さん「豊貴花」。
写実的ですがボタニカルアートではない。ふしぎな存在感のある花です。
指導者的立場の八木保次さん「黒の風景」。
熱い抽象はこれまでと同様ですが、いつになく寒色が後退して黒い部分の多いのが目につきました。
08年1月28日-2月2日(土) 10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)
■2007年(画像なし)
■第26回道彩展(画像なし)