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北海道美術ネット別館

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■第27回道彩会 会員会友展 (2月2日で終了)

2008年02月14日 22時50分27秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 まず、アップがおくれたことをおわびします。

 道彩展というと、どうしてもフォーブ調の荒いタッチの絵というイメージがあるのですが、今回はそれほど感じませんでした。
 おそらく、並べ方の妙で、A室にいわゆる「道彩展調」でない作品がわりあいに多かったからではないかと思います。

 筆者のお気に入りは、今回も栗山巽さん。
 「宙-2008」という絵ですが、群青をメーンとした深みのある世界が、広大な宇宙を感じさせます。

 川本エミ子さんは、ここ数年、抽象的な作風に接近していたという印象があるのですが、今回の「魚のある静物」は比較的オーソドックスなタッチで、卓上の魚類や食器などを描いています。

 合田早苗江さん「風のとおりみち」。
 ようするにモネの「睡蓮」だという気はしますが、青緑色の色面は見ていて鎮静効果があるかのようにおちつきます。

 中田やよひさん「猫」。
 モティーフそのものだけでなく、周囲の空気感をも描こうとする中田さん。基調をなす灰色にピンクがまじっているのが特徴でしょうか。

 工藤路子さん「entrance」。
 アーチのむこうの格子戸のようなものを描いていますが、はっきりとはわかりません。シンプルでうつくしい構図だと想います。

 大橋頼子さん「豊貴花」。
 写実的ですがボタニカルアートではない。ふしぎな存在感のある花です。

 指導者的立場の八木保次さん「黒の風景」。
 熱い抽象はこれまでと同様ですが、いつになく寒色が後退して黒い部分の多いのが目につきました。


08年1月28日-2月2日(土) 10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A

2007年(画像なし)
第26回道彩展(画像なし)


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